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    こんにちは。GANG PARADEのキャ・ノンです。週末のリリイベ→キスキス対バン→9mmツーマン→FCツアーファイナルの三日間を乗り越えてさすがに筋肉痛がきています。普段はライブしてもあんまり筋肉痛にならないんですけど、今回は体のあちこちが悲鳴を上げています。でも乗り越えられた達成感がすごいので今とても幸せです。始まる前はどうなることかと思っていましたが、一日ひとつずつ向き合ってみたらいけました。不安な連続する予定がある方がいたら、一旦次の日のことは忘れて一日ずつクリアしていくのおすすめします。結構いいですよ。

    というわけで今日は、神奈川県・横浜ベイホールで行われたFANCLUB ASOVIVA 2025 ~ONCE MORE PARADE TOUR~CHALLENGE the LIMIT TOUR@東京 日比谷野外音楽堂公演の日のことを書いていこうと思います。

    10:30。楽屋に入りすると、メンバー全員そろって眠そうな顔をしていた。この日は、11人体制ではまだやったことのない曲がほとんどのセットリストで、眠気と戦いながら不安に駆られていた。わたしはこの日、いつもよりもメイクと着替えを早く済ませて集中モードに入ることにした。誰もいない場所を探して、声出しをして振り動画を見たり歌詞を確認したりと、少しでも不安要素をなくそうと悪あがきした。

    リハーサルが始まる。全曲は当たれないので今回新しく増えた曲を優先的に順番に確認していく。ほとんどが11人でステージでやるのが初めての曲で、一曲終わってもまた新たな試練が降ってくるのの繰り返しだった。楽屋に戻ると、集中していたからかどっと疲れたが開場までは15分を切っていた。一息つく間もなく呼ばれては、お客さんをお出迎えする体制を整えた。来る人来る人みんなキラキラした目をしていて、当時のグッズを身につけている人もいれば、初めてみます!と心躍らせている人もいた。そんな姿を見て、頑張れちゃうなあと思える自分の単純さにも、みんなの存在の力にもいつも助けられている。

    みんなを迎え入れ終えると、程なくして本番だ。セットリストと睨めっこして、板付の曲だけは忘れないようにとなんとか頭に叩き込む。バンドライトを付けてください!袖に行ってください!と毎度のことながらマネージャーさんに急かされて、いそいそと急いでるふりをしながら向かう。

    円陣を組むと当時のSEが流れた。やっぱり初代SEはテンションが上がる。自分が当時見ていたGANG PARADEがこのSEで登場してくることがかっこよくて羨ましかったことを思い出す。どれだけ時が経っても馴染みのあるローが心臓に響いて気持ちがいい。

    CHALLENGE the LIMIT TOURはわたしが加入する前のライブで、東京 日比谷野外音楽堂公演はナルハワールドのお披露目だ。映像でしか見たことがなかったけれど、今日という日をすごく楽しみにしていた。自分のいなかった頃のライブを再現できるということは、こうしてギャンパレが続いてきたからこそもらえた機会なのでここまでやってきてくれたメンバーにも、そしてギャンパレを愛してくれている遊び人にも感謝している。そんなこの日のセットリストはこちら。

    自分にとっても、そしてみんなにとってもだと思うけれど、この野音公演のセットリストはギャンパレにとって特別な曲が詰め込まれている。一曲一曲を噛み締めながら、そして緊張と集中に追い詰められながら、ライブしているとあっという間に本編最後のPlastic 2 Mercyが流れた。

    ああ、もう終わってしまうのか。というのをライブを終わる前から感じていて、アンコール出る前ももう一度やりたいなという思いが一番強かった。一度ライブをしたという状態でもう一度やりたいと思うような、そんなセットリストだった。

    ギャンパレ、特別な曲が多すぎる。体制が変わったり、年月が経ったり、色々と変化していく中で、新しい曲ももらえてそれもまた特別なものになって、これまで歌い繋げてきた曲もすべてが大切すぎて一度のライブじゃ全部できないことも悔しくてうれしいことだ。どの時代のギャンパレの音楽もずっと愛していきたいし、愛される存在にしたい。そんなことを思ったFCツアーだった。

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    キャ・ノン

    「みんなの遊び場」をコンセプトに活動する11人組アイドルグループGANG PARADEのメンバー。また、「KiSSをあなたにお届けchu!♡」をキャッチコピーに活動するWACK初の王道5人組アイドルグループ『KiSS KiSS』のメンバーの一人でもある。ライブ好きで、苦手なことや、できないことは出来るようになればいいというタフでロックな精神の持ち主。2024年5月31日より自分自身のライブレポートなどを綴った『アイドルリアル備忘録』をSTREAMにて連載中。