葛藤もあった写真集のオファー“仲のよい”岸明日香、松井珠理奈からもアドバイスをもらって
――著書としては2冊目で、2023年8月刊行のフォトエッセイ『ABEMAアナウンサー西澤由夏です』(ワニブックス)以来。2年8か月ぶりの作品は、写真集となりました。
西澤由夏 ABEMAのアナウンス室に連絡があったと聞いたときは、素直にうれしかったです。ABEMAのアナウンサーとしては、すでに瀧山あかねがグラビアの活動をやっていたし、アナウンス室としてもアナウンサーごとのブランディングやキャラクター分けがあったので「やってみたい。でも、どうしよう」という気持ちがあったんです。実際、アナウンス室長からも「お断りの方向で考えているけど、どうする?」と聞かれました。
だから、正直かなり悩みましたね。でも、写真集を「やってみたい」という気持ちはもちろん、お話をいただいた当時にあった「新たに何かを発信したい」という気持ちを取り、会社と相談しながらお話を進めていきました。撮影に向けては、友人でもあり写真集の大先輩でもある岸明日香さん、松井珠理奈さんに「どんな水着なら大丈夫かな?」と相談して、「これなら、ゆかちんっぽいんじゃない?」とLINEでもいくつかアイデアをくれました。

――お話しがあった当時は、ちょうど「漠然と何か新しいことに挑戦したいと思っていた時期」でもあったそうですね。
西澤 自分としては「ABEMAのアナウンサーとしてもう一歩、何か挑戦したい」という気持ちが強かった時期でした。
――自身のチャレンジ精神からできた1冊には、また、特別な思いもありそうです。
西澤 ABEMAの番組では「見せていなかった自分を見せたい」という思いがあったし、誌面でも自分でも見たことのない自分が並んでいて驚きました。番組に限らず、普段SNSでアップする写真では笑顔や衣装を引き立てるカットが多いんです。でも、写真集では「独身アラサー女子の休日」をテーマに、想像していたより大人っぽい雰囲気を出せたなと思ったし、私服に近いスタイリングで撮影した写真もあったので新鮮でした。
――テーマは、西澤さん自身が決めたんですか?
西澤 いえ、お話を受けた当時のアナウンス室長が提案してくれました。同期の女性で仲が良くて。先に、私が衣装や写真のアイデアを出していて、それを見て「『独身アラサー女子の休日』が面白いんじゃない?」と提案してくれたんです。自分発信のカットとしては、暖色の光が灯るバーで黒いワンピースを着ながらカクテルを手にする写真は「『東京カレンダー』っぽい写真を撮りたい」とお願いして撮っていただいたもので、アラサー女子の理想を詰め込んだカットになっています(笑)。
