グループだけで巡る“2年目”のツアーでは歌、ダンス、MCのすべてで「成長」を実感
――5月からは、全国6都府県を巡る「高嶺のなでしこ全国ツアー 2024 “わたし色に染まれ”」を敢行中。ゲストを招いた昨年同時期開催の「高嶺のなでしこ 全国お招きツアー2023〜First trip〜」と変わり、今回のツアーはグループのみでステージを展開しています。
橋本 前回のツアーは活動休止中で参加できなかったし、私のファンとして足を運んでくださったのにお会いできなかった方もいたので、その分を巻き返そうと決意していました。ツアーを楽しみつつ、みなさんに恩返しするために走り抜けたかったんです。ファンのみなさんの熱量がすごくて、イヤモニをしていてもコールが聴こえてくるし、会場全体で一体になっています。
日向端 仙台では前回と同じく、仙台 darwinで公演を行ったんです。でも、見える景色が変わり、ファンのみなさんが増えているのを実感できたし、自分も「前回よりレベルアップした姿を見せなきゃ」と思いました。10人全員でステージに立てているのもうれしく、当たり前ではなかったと感じて、この時間を大切にしようと意気込んでます。ゲストの方を招かずに私たちだけで、ライブの時間も長くなったので、体力の配分を間違えると後半にバテちゃうんです。実際、バテてしまう日もあったし、パフォーマンス中は熱くなるので、汗ふきシートで「寒い!」となるほど涼しくしてから本番へ挑むと、体力が保つ気はします(笑)。
春野 10人全員で巡れるのはもちろん、衣装チェンジで前回のカッコいい系の衣装に着替えるのがエモくて「1年経ったんだな」と感じられたのがうれしいです。ちょっとしゃべれるようになったとは思っていて、前回はMCで全然しゃべれなかったし、告知もままならなかったんです。最近は、MCで積極的にしゃべれるようになったし、2時間のステージでほぼバテずに立てるようになって、体力もアップしました。
――ツアーは、公演ごとにほぼ同じセットリストを短期間で反復するのが一般的。それによるパフォーマンス力向上など、グループでのメリットもありそうです。
橋本 曲の理解度が上がります。短期間に何回も歌うので繰り返し、歌詞を自分で落とし込みながら歌えるんです。遠征ともなると、メンバー同士の仲が深まるのもメリットかなと思います。
――今回のツアーでもまた、グッと距離が縮まったのかなと。
橋本 メンバー全員でゲーム「Among Us」にハマっていて、お仕事の現場でもプライベートでも延々とプレイしているんです(笑)。今回の遠征先でも誰かの部屋に集まってプレイして、そのおかげもあってこの1年でより距離が縮まりました。MCでワイワイできるようになったのも、メンバー間の絆が強くなった証しです。
――8月2〜4日の「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024」など、フェスでは単独とは違った魅力も伝えられそうですね。
橋本 たかねこはライブの面白さが売りのグループで「モテチェン!」のようにかわいい曲もありつつ、カッコよくて強く煽る曲もあるんです。HoneyWorksさんのサウンドプロデュースで「可愛くてごめん」もカバーさせていただいていて、披露すると「この曲知ってる!」と足を止めてくださる方もいます。絶対に楽しいライブを見せるので、ステージに足を運んでいただきたいです。
日向端 汗をかくほど盛り上がるライブを意識しているんです。フェスや対バンではロングバージョンで曲を披露しますし、10人全員で横一列に広がる見せ方もするので、推しメンを探してほしいです。
春野 1日に数ステージに立たせていただくので、セットリストを変えたり、衣装を変えたりと色々なたかねこが見られます。夏フェスはステージが広いし、奥の景色まで見渡しやすいので、遠くでご飯を食べている人がこっちをチラッと見てくださるようなライブを作るために頑張ります。