それぞれの“思い出に残るできごと”も経た結成3年目は「たかねこらしさ」をより前面に
――8月7日には東京・豊洲PITで結成2周年記念の「2nd ファンミーティング〜成長発表会〜」を開催。この2年を振り返って、いかがでしょう?
橋本 怒涛でした。グループの初お披露目となった「TOKYO IDOL FESTIVAL2022」が、特に印象に残っています。以前の所属グループが活動終了してから、初めてみなさんの前に出る場所だったので緊張したし、新たなスタートと感じる人生のターニングポイントでもあったんです。たかねこのスタートまでには「アイドルを続けるべきなのか」と悩む時期もあったんですけど、ファンの方々から「続けるべきだよ」「アイドルをやっている姿が好きだよ」という声をいただいてこのグループへの加入を決意したので、当時のステージから私のタオルやうちわを振ってくださる方々を見た気持ちは絶対に忘れられません。
春野 濃い2年間で、思い出はたくさんあっても時が過ぎるのがあっという間でしたし、不思議な感覚です。昨年10月の「高嶺のなでしこ 1st ファンミーティング〜お披露目式〜」で初めて豊洲PITに立たせていただき、満員の景色を見られたのは成長を感じたイベントでした。
日向端 イヤモニをマネージャーさんたちにプレゼントしていただいたのがうれしくて、印象に残っています。ずっと「イヤモニが欲しい」と話していて、レンタルのイヤモニでステージに立ったライブの翌日に「イヤモニを作ります」とサプライズ発表されたんです。聞いた途端に「もっと大きなステージに立てるんだ」と思ったら大号泣して、一生忘れられない日でした。初めて自分のイヤモニを使ったのは、大阪・梅田TRADで開催した「1周年記念ライブ 〜美しく生きろ〜」追加公演です。人生で初めて耳の型を取った日、テンションが上がり過ぎたのか体調が悪くなったのも思い出になりました(笑)。
橋本 私と2人で、隣で急に「ヤバい…」と言い出したからマネージャーさんに電話で「気分が悪くなっちゃって」と言おうと思ったら焦って「機嫌が悪くなっちゃって」と伝えてしまって(苦笑)。でも、体に変化が起きるほどにうれしかったんだと思います。
――2周年を超えて、まもなく3年目へ突入。この先に向けた目標なども伺いたいです。
橋本 3年目は新人でなくなるし知名度を上げながら、たかねこらしさをもっと出したいです。今はたかねこ第一で、将来的に個々の良さを生かす活動もできたらいいなと思ってます。
日向端 桃呼ちゃんやひめりちゃんのように、何が起きても動じない人になりたいです。桃呼ちゃんはライブで音が止まってしまったときに煽ってくれたり、ひめりちゃんは誰かが歌を飛ばしたときにすぐカバーしたり、私にはまだない能力なので見習って、対応できる人になれるように頑張ります。
春野 私が貢献できているものは少なく、支えてもらっている立場だと思うことがこの2年間で多かったんです。今度は自分がみんなを支えていけるようになりたいし、ライブでは体力の配分が今まさに課題で、ダンスが上手なひめりちゃんを見習って努力していきたいです。
高嶺のなでしこ
高嶺のなでしこは2022年8月に結成した10人組アイドルグループ。 サウンドプロデュースはクリエイターユニットHoneyWorksが担当。高嶺の花のように多くの人から憧れられ手に入れることのできない、そして大和撫子のように日本女性の清楚 な美しさとかわいらしさをもった、誇り高きアイドルグループを目指す。2022年11月には、HoneyWorks「可愛くてごめん」の公式カバーMVをYouTubeに公開し、1,500万回再生を突破(※)。数多くのオリジナル曲もリリースし、TikTokの総再生回数は1.5億回を超える(※)。「日経エンタテインメント!」“2024年の新主役100人”にも選出。2024年2⽉21⽇(⽔)ビクターエンタテインメントより「美しく⽣きろ/恋を知った世界」にてメジャーデビュー。ツインプラネット所属。※2024年5月現在
PHOTOGRAPHER:TOSHIMASA TAKEDA,INTERVIEWER:SYUHEI KANEKO