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    こんにちは。GANG PARADEのキャ・ノンです。先週、ネタ切れに困っていると言ったら色々と案をくれた皆様ありがとうございます。#アイドルリアル備忘録 でエゴサーチしているので、感想や文句などありましたら、ハッシュタグつけて呟いてもらえたらうれしいです。今日はですね、先日完走してセットリストも、ネタバレも全部OKになったFCツアー東京公演について書いていこうと思います。

     

    FCツアーファイナル。11:00。なんだかんだで毎月来ている恵比寿リキッドルーム、楽屋に各々入りしてはなんとなく決まった席に着く。リハーサルまでは1時間。メイクしたり、ご飯を食べたり、1時間でできるところまで進める。今回のツアーファイナルでは、このツアーで初めて披露する『ALONE』があったり、ライブ当日にリリースされた『Peace☆超Panic』の披露もあり、そわそわしていた。

     

    FCツアーと同時に、早い時間からは学生限定ツアーも行っていて、リハーサルが終わると、あっという間に学限の本番だ。このツアーは常にバタバタしていた。学生限定でのライブは、小学生から大学生、専門学生や院生までが来ることができる。この時間は本当に貴重で、癒されたり、こちらもすごくエネルギーをもらえる。真っ直ぐな目で見つめてくれたり、目を合わせようとしたら逸らされたり、青くてきらきらしたかけがえのない時をわたしたちにくれる。ひとりひとりいろんな学生生活を送りながら、それぞれの世界で悩みを抱えたりしながら生活をして、今日ここに来ることを選んでくれたのだと、こんなに嬉しいことはない。わたしたちも何かをあげられるように、夏休みの思い出のひとつに残してもらえるようにライブをした。

     

    学限が終わると急いでFCツアーの準備に移る。ツアーのコンセプトに合わせて、暗めのメイクに変えたり、タトゥーシールを貼ったりと、さっきまでの学生限定とは打って変わって、楽屋に入ったらなるべく関わりたくない人たちで溢れかえる。ゆっくり準備をしているとすぐに「囲み行きます!」と声をかけられ、慌てて外に飛び出した。

     

    楽屋に戻ってからも時間はない。フォーメーションを最終確認したり、リハーサルの映像を見返したり、発声したりと、どれだけ時間がない日でもある日でも、時間の足りなさは変わらない。気付けばユアちゃんの前説が始まっていて、ステージ袖にわらわらとみんな集まった。このツアーのプロデューサーのユアちゃんに気合を入れてもらって、円陣をして覚悟を決めた。

     

    『パッパラパー』のイントロが流れると、ユアちゃんの煽りの中メンバー全員ステージに上がる。会場の熱気は初っ端からこちらに伝わってきた。続けて『限界少女』『WARNING!!!!!!』『マジ神』と、シャウトやデスボイスが多めの激しい音楽が続く。『マジ神』はサビでいかに足を上げられるかが自分との勝負なので、(次はMCだから・・・)と必死に言い聞かせた。

     

    命のMC(2回しかない)が終わると、この日のために用意した『ALONE』の位置につく。ファイナル前の練習中、やることが終わって何やろうかとメンバーで話しているときに「ALONE実はもうあります」と、ユアちゃんが突然事前に書いてくれていたフォーメーションをライングループに送った(さすユア)。ナイフに見立てたマイクを首に刺すポーズで終わると、続けて『GANG PARADE』が流れる。このライブは、ギャンパレイントロ高まりソングが詰まっていてテンションが上がる。間奏では、モッシュエリアもぐるぐると回っているのが、いつも楽しそうで羨ましかった。(あと、いつ見てもモッシュエリアの人たちはステージを見ていなくて面白かったです)

     

    そこからは『merry bad end』『GO TO THE BEDS is my life』『お願い』と、元PARADISESと元GO TO THE BEDSと月ナスによるユニット毎のパフォーマンスになる。GO TO THE BEDSへトレードしていたときはナルが活動休止していたので、この5人でGO TO THE BEDSの時の曲を歌えることはもうないと思っていたし、このツアーでできて嬉しかった。

     

    各ユニットが終わると、メドレー形式で『If I die』(ミキマイカメイベビナルナス)、『Daylight』(ユアココ月メイノンナル)、『TRUE SONG』(ユユドク月ノンベビナス)、『TIE』(ミキユアマイカココユユドク)の4曲をメンバーが代わる代わるステージに出て歌っていく。(ここたのしい)

     

    ここで2回目のMCが挟まり最後の一息をつくと、『ROCKを止めるな!!』そして新曲の『Peace☆超Panic』を披露した。一見可愛いと見せかけて、急にデスボイスが入ってきたり、かと思えばまた世界線が戻ったりと、聴いていてたのしい曲は、振り付けもマイカが目で見てもたのしいものを作ってくれた。一緒に踊れるところも、声を出せるところもあるのでぜひライブで見てほしい。

     

    ラストスパートは『現状間違いなくGO TO THE BEDS』『Plastic 2 Mercy』『BREAKING THE ROAD』『赤ちゃん』と信じられないほど畳みかけてくる。しかし、このツアーを回ってきただけあり、初日に比べたら死にそうよりもたのしいが勝っていた。こちらに負けないくらい汗をかいて、ボロボロになった遊び人の姿を見たら、耐え抜いてきたこのツアーが終わってしまうことが惜しくなった。またこの夏も、遊び人との忘れられない思い出が深く刻み込まれた。

    過去の連載記事はこちら
    https://strmweb.jp/tag/ca_non_regular/

    キャ・ノン

    「「みんなの遊び場」をコンセプトに活動する12人組アイドルグループGANG PARADEのメンバー。また、「KiSSをあなたにお届けchu!♡」をキャッチコピーに活動するWACK初の王道5人組アイドルグループ『KiSS KiSS』のメンバーの一人でもある。ライブ好きで、苦手なことや、できないことは出来るようになればいいというタフでロックな精神の持ち主。2024年5月31日より自分自身のライブレポートなどを綴った『アイドルリアル備忘録』をSTREAMにて連載中。