お互いを大好きなのが伝わる素敵な三兄弟
――はんなみいなから見た、佐藤三兄弟の印象をお聞かせください。
はんな 三人の調和が素晴らしいんですよね。コンテンツを見ると、アクロバットも全て揃っているし、もちろん見た目は似ているんですけど一人ひとりに個性があって尊敬します。こうしてお話を聞いていると、仲の良さも伝わってくるし、素敵な三人が揃って一つのグループだなと感じます。
佐藤三兄弟 ありがとうございます!
みいな 愛がある三兄弟ですよね。つつき合っているけど、お互いを大好きなのが伝わるから素敵だなって思います。ちなみに三人でケンカしたときは、誰が最終的に止めるんですか?
嘉人 僕と綾人の間に挟まれることの多い颯人が、はんなみいなさんにとってのお母さん的な役割を担っています。
――では佐藤三兄弟から見た、はんなみいなの印象はいかがですか。
綾人 第一印象は、やっぱり似てるなっていうのと、めちゃくちゃ喋るなと(笑)。
颯人 会った瞬間、ハッピーオーラが出ていますよね。それが一緒にいる人にも伝播するので、周りを巻き込む力がすごいなと思います。一人でもすごいのに、二人だと倍増するから、その場がはんなさんとみいなさんの色に染まるんです。
はんなみいな うれしい!
――普段からお二人はずっと喋っているんですか?
みいな そうですね。家でも部屋は別々なんですが、常にリビングルームに二人ともいます。
はんな 会話が途切れないんですよ。
みいな 話したいことがあり過ぎて、ずっと話しています。双子でもあり、大親友でもあるんですよね。
嘉人 お二人を見ていると羨ましいです。この仕事をしている以上、僕たちもオープンに行きたいんですが、お二人は包み隠さずに自分を出しているので見習いたいですね。あと、先ほどからお二人が喋っていると、ものすごくシンクロするじゃないですか。そこも僕らには足りないところで、お二人のように三人の言葉がシンクロすると引き出しも増えるのかなと思います。
みいな かれこれ20年以上、四六時中、一緒にいますし、習い事や部活も一緒だったので、考え方が一緒なんですよ。自分たちでも不思議なのは、一緒にリビングルームにいて、何も音楽が流れていないのに、同じ曲の同じフレーズを同時に歌い出すことも珍しくないんです。
――ちなみに英語でもシンクロするんですか。
はんなみいな はい。
みいな 海外のドラマや映画など、観ているものが一緒なので、自然と被ります。
――これまで二人は、どんな習い事や部活をやってきたんですか?
みいな ドイツにいたときはバレエをやっていて、小中は佐藤三兄弟さんと同じく新体操をやっていました。
はんな 高校時代はチアリーディングをやっていました。
みいな 二人とも踊ることが好きなんですよね。
――どうして新体操を始めたんですか。
みいな テレビでオリンピックを見ていたときに、新体操の選手が美しかったんですよね。
はんな それで私たちも新体操選手になりたいと思って、二人で体験入学をして、楽しかったので始めました。
みいな 二人で踊っているとポーズを決めたときに対になるので、歓声も大きいんです。私たちは目立ちたがり屋なので、それもハマった理由の一つです(笑)。
――どうして佐藤三兄弟は同じ青森大学に通ったんですか?
綾人 本当はバラバラの大学に行きたかったんですよ。個人選手を目指したかったので、別々の大学に行って競い合おうぜって三人で話していたんですが、最終的に同じ大学で高め合おうとなりました。結果的に一緒の大学で良かったですし、一緒じゃないとTikTokもやってなかったでしょうね。
――はんなみいなが青山学院大学を選んだ理由は?
はんな 二人で青学の文化祭に行ったときに魅力的だったので入りました。
みいな 同じ大学を目指すことで、勉強面でもお互いを高め合うことができたのも良かったです。
綾人 高め合うといえば、高校受験のときに、前期試験で颯人だけ受かったんですが、颯人は「俺だけ受かったぜ!」ってはしゃいでいたんです(笑)。
嘉人 そんな態度だったから颯人は誰からも祝福されなくて(笑)。でも、それで奮起して僕と綾人も後期試験は合格できたんですよね。
颯人 結果的に良かったでしょう(笑)。
――最後に今後の目標をお聞かせください。
綾人 やっぱり僕たちの軸になるのは男子新体操ですが、まだまだマイナーな競技なので、世界中に知ってもらい、オリンピック競技になるのが大きな目標です。その夢に向かって、今はテレビのバラエティー番組やスポーツ番組、俳優活動に挑戦していて、それをきっかけに男子新体操を広めていきたいです。
みいな SNSの枠を飛び越えて、自分たちのトーク力で海外の文化を発信していきたいと思っています。最近はバラエティー番組にも挑戦させていただいています。将来的には、海外のファッションイベントに参加したり、海外のタレントさんとコラボしたり、そういった活動を通して、もっと日本の方に海外を身近に感じていただき、二人で愛される存在になりたいです。
PHOTOGRAPHER:YU TOMONO,INTERVIEWER:TAKAHIRO IGUCHI