ももクロさんに憧れて芸能界を目指した

──キャリアについてお伺いします。この世界に入ろうと思ったきっかけは?

保﨑 もともとアイドルが好きで、アイドルになりたいと思って、今の事務所に自分で履歴書を送ったのがきっかけです。

──どういうアイドルが好きでしたか?

保﨑 ももクロさんが一番好きでした。ライブ映像を観て、一緒に踊っていました。

──誰推しですか?

保﨑 箱推しなんですが、あえて挙げるならあーりんさん(佐々木彩夏)です。

──どうしてアイドルに惹かれたのでしょうか。

保﨑 物心つく前からキラキラしたものが好きで、ちっちゃいときはミニモニ。さんに憧れていました。

──ただ事務所に入ってアイドル活動をしたわけではないですよね。

保﨑 モデル活動をメインにやっていました。アイドルの次にモデルをやりたいと思っていたので充実していましたが、後に事務所の子たちで結成したアイドルグループ「X21」に入りたいという気持ちもありました(笑)。

──お芝居にも興味はあったんですか?

保﨑 なかったと思っていたんですが、小学生のときに「2分の1成人式」という行事があって、10歳の自分が20歳の自分にメッセージを送ったんです。それを見返したら、「女優になれていますか?」と書いてあって。だから女優を目指していたんだと思ってハッとしました。

──芸能以外の選択肢を考えたことはなかったんですか?

保﨑 芸能活動ができていなかったら、ワンちゃんが大好きなので、獣医師かトリマーになりたいと思っていました。今もダックスフントを飼っています。

──学生時代、芸能以外で打ち込んだものはありますか。

保﨑 なんだろう……。中学2年生で事務所に入って、それまでテニス部だったんですけど、モデルだから日焼けが駄目ということになって美術部に変えたこともあって。やっぱり芸能活動がメインですね。

──2018年1月に「ミスFLASH2018」のグランプリを受賞します。

保﨑 オーディション期間が半年間あって、配信や撮影会に投票もあって、目に見えてランキングが分かるんです。1日6時間配信とかもしていて、その期間中は良い思い出もあれば大変な思い出もあるなみたいな(笑)。でも結果的にグランプリを獲れたので良かったです。

──そこまで人と競い合うのは初めてのことでしたか?

保﨑 自分の人気やランキングを考えて動いたのは初めての経験でした。ありがたかったのは、ほぼアンチの方がいなかったことです。他の参加者の方にはアンチの方がいて、泣かされているのも知っていたので、いろいろと大人になりました(笑)。