「ミスFLASH」グランプリをきっかけに仕事の幅が広がった
──グランプリを獲って仕事面での変化はありましたか。
保﨑 それまで広告のお仕事がメインだったんですが、ミスFLASHをきっかけにイエローハットのCMが決まったり、AKB48さん主演のドラマ「マジムリ学園」に出演が決まったり。グラビアはもちろん、いろんなジャンルのお仕事をさせていただけるようになりました。
──「マジムリ学園」の出演はどういう経緯で決まったんですか。
保﨑 オーディションです。親衛隊でヌンチャクやトンファーを使う役でした。普段そんな経験はしないから、めっちゃ面白かったです。
──空手の経験はあったんですよね。
保﨑 でもトンファーは使わないので(笑)。自分が現実では体験できない世界に入れるお芝居って楽しいと思いました。
──ヌンチャクとトンファーは上手く使えましたか?
保﨑 ……と思います(笑)。柔軟に対応できたかなと。
──ちなみに空手は何を?
保﨑 極真空手をやっていました、なので型の練習よりも、スパーリングの試合を中心にやっていました。
──本格的ですね!
保﨑 自分の意思ではなく、親にやらされていた感覚でしたけどね。振り返ってみると、もっとちゃんとやっておけばよかったなと思います。こういうお仕事にも活きる部分はあるでしょうしね。だから、もう一回空手を習いたい気持ちもあります。
──「マジムリ学園」でお芝居の楽しさを知って、さらに本格的にやりたいという気持ちはあったのでしょうか。
保﨑 あったんですが、ミスFLASHの活動が1年間あったので、しばらくはグラビアをメインにやっていました。
──それまでのモデル活動とグラビアでは、ボディメイクの意識も変わりましたか?
保﨑 変わりました。グランプリが決定してから最初のグラビア撮影までの間に、ボディメイクを頑張ろうと思って週4でジム通いをしました。そもそも私の体型ってグラビア向きだとは思っていなかったんですが、やるんだったら体を引き締めたかったんですよね。
──今もジムには通っているんですか?
保﨑 ぼちぼち行きますが、前みたいに週4は行けないです。
──年末ですが、来年の抱負をお聞かせください。
保﨑 モデルと女優、両方に力を入れて今まで以上に頑張っていきたいです。お芝居でいうと、学生役をやりたいという夢が『きみといた世界』で叶ったので、今度は奇抜な役や犯人役など、ダークな役柄を演じてみたいです。
Information
『きみといた世界』
12月14日(土)〜12月27日(金)池袋シネマ・ロサにて連日20:30〜上映他全国順次公開
中川可菜 高橋改
保﨑 麗
阿部快征 弓削智久
原作・脚本:arawaka 政成和慶
監督・編集:政成和慶
製作・配給:BASARA
2024年/日本/カラー/シネマスコープ/5.1ch/103分
©2024 「きみといた世界」製作委員会
高校3年生の水野卓(高橋改)はクラスメイトの吉川碧衣(中川可菜)に密かな恋心を抱いている。 碧衣は、親友の横山理奈(保﨑麗)や陽キャの男子生徒たちにいつも囲まれており、コミュ障で陰キャぼっちの卓は、スクールカースト一軍の碧衣を陰から眺めることしかできない。ある日、卓と碧衣は、他に誰もいない謎の世界に迷い込んでしまう。困惑している2人の前に、謎の男(弓削智久)が現れ、「2人共が元の世界に戻る条件は、2人の心を合わせ、元の世界とのバランスを取っている“コア”に人間が1人だと認識させること」と教わる。“心を合わせる”という方法がわからないながらも、試行錯誤する2人だが、卓のコミュ障が原因でそれもうまくいかない。そんな日々の中でも碧衣は卓の優しさに触れていくが、碧衣の目の前に碧衣が好きだった工藤佑太(阿部快征)が現れる。果てして卓と碧衣は元の世界へ戻れるのか……。
PHOTOGRAPHER:YU TOMONO,INTERVIEWER:TAKAHIRO IGUCHI