こんにちは。GANG PARADEのキャ・ノンです。今日は年内最後のアイドルリアル備忘録です。今年の5月からやらせていただいているこの連載ですが、毎週更新するたびに感想をもらえたり、いろんな反応をいただけて、やってきてよかったなと思っています。毎週締め切りに追われまくって、やばいやばい!と常に言っていますが、なんとかギリギリで更新されない週はないようにと乗り越えてきました(普通なんだけどね)。自分が書く側になって改めて、連載をやっている人をめちゃめちゃ尊敬しています。来年も引き続きがんばりますので、あれ?なんか今週更新されないな・・・という日があっても、許してやってください(がんばります)。
今年はこの連載に加えて、InterFMさんで自分の番組も持たせていただいて、先日初の公開収録と生放送を終えました。うれしいお仕事をもらえて、愛を持って関わってくださることのありがたさと、それがどれだけしあわせで恵まれていることか学んだ一年でした。本当にありがとうございます。
というわけで今日は、12/24に行われたGANG PARADEメジャー7thシングルリリースパーティー Powered by interfm「キャ・ノンのESCAPE!」の日のことを書いていこうと思います。
2025年12月24日。街はすっかりクリスマスモードで、電車に乗っている人たちはそこはかとなく浮かれた空気が流れていた。お揃いの服を身につけた楽しそうなカップルを横目に、あまり眠れなかったわたしはひとりガチガチに緊張していた。はじめての公開収録、生放送、しかも自分の番組というありがたすぎるけど荷が重すぎる仕事を目の前に、楽しみという感情だけじゃ太刀打ちできないプレッシャーに今にも押し潰されそうだった。せっかくのクリスマスイブだし、となにかクリスマスソングでも聴いて気を紛らわそうと、電気グルーヴの『東京クリスマス』を爆音で流しながら半蔵門を歩いた。
9:30。会場入りして本番に向けて準備をする。この日はかなりタイトだったので、メイクや着替えを済ませ、台本の確認と曲紹介を書き足して、すぐにリハーサルが始まった。ライブパートのリハーサルでは、この日に向けて作成した曲たちでモニターチェックをして、初披露の新曲『Sparkling Moon』を確認した。それから公開収録のリハーサルに移り、段取り確認や読み合わせを行なった。リハーサルが終わった時点で本番まであと30分。1部の台本を握りしめ楽屋に戻った。こういうとき、最優先で何をすべきなのかいつもわからなくなるのだ。
12:00。会場BGMが煽られ、メンバー全員ステージに上がる。ステージには机と椅子が横にずらりと並んでいて、いかにもラジオの公開収録という感じがしてわくわくした。目の前には遊び人がいて、いつもだったらひとりぼっちで入るブースに、みんながいるみたいで少しだけ安心できた(安心1割、心配9割)。ディレクターさんのカウントで収録はスタートする。遊び人の拍手の音に嬉しくなったり、10人の力にたくさん助けられて、なんて心強いメンバーたちなんだと、ギャンパレと一緒なら大丈夫だと自信を持つことができた(この日の収録したものは2025年1月7日と1月14日に放送されるのでよかったら聴いてください!)。大人数でどうなることかとずっと不安だった初の公開収録が終わり、なんだギャンパレなら大丈夫なんだったと呆気に取られたりもしつつ、そのあとの2部にすっかり不安がなくなった。
話しすぎてかなり押してしまったりもしつつ、リリースパーティーは無事に終わり、このあとは25時から『キャ・ノンのESCAPE!クリスマス1時間生放送特番』が待ち受けていた。ここからが本番と言っても過言ではない。前日あまり眠れなかったので、ここの間の時間で仮眠を取ろうと思っていたのに、不安で目がバキバキだった。仮眠チャレンジに失敗してInterFMに戻ってくると、深夜テンションで楽しくなっちゃってるメンバーの姿があって安心した。公開収録を経て、11人で喋る感じが掴めたので、あとはタイムキープをしつつ回していけたらと、脳内では何度もイメージした。
本番10分前。11人全員でブースに入る。結構広めのブースだったが、さすがにこんな大人数が入るなんて誰も思っていなかっただろう。マイクチェックや音量調整をしていたら、時刻はあっという間に25時を回った。普段は30分の番組だけど、今回は1時間の特番ということで、いつもやっているコーナーをみんなで出来たり、今回のリリースに合わせた特別なコーナーも出来たり、メッセージをメンバーが読んでくれたりと時間はあっという間に過ぎていった。そして、生放送ならではのリアルタイムでハッシュタグを追って反応することができたりと、特別な体験もできて夢が広がった。生放送は自分でもびっくりするくらい一瞬で終わってしまった。終わってみれば、緊張を上回る楽しさに救われた。一人反省会をしながら帰宅。家に着くと同時に意識を失い、溶けるように眠りについて、非現実的な1日は終わりを迎えた。
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