書道やアパレルでクリエイティブな活動も「面白そうと思ったらすべてやりたい」今抱く将来像

――2025年2月には書道家として、個展「煌好幸 -kou-」を開催。ソロデビューを経て、このインタビュー時点では作品を鋭意製作中だそうですね。

竹内 昨年12月はリリースイベントに打ち込んで、1月は最初の週だけお正月気分を味わってから、ずっと個展のことばかり考えています。やる気と集中力が整っていないと作品を書けないし、スイッチを切り替えるのが大変ですね。以前、開催した個展「煌々舞踊」では旅行先で浮かんだものを落とし込んだ作品も多かったんですけど、今回は十分な時間が取れず、好きな言葉を探すために四字熟語とかを調べています。正解が分からない大変さもあって、いったんの完成形を見せて、他の方に第三者としての意見をいただくときもありますね。

――2024年11月からは新たに、アパレルブランド「takee」のディレクターとしての活動もスタートしました。

竹内 スマイレージ、アンジュルムで同期だった勝田里奈ちゃんがブランド「PoFF」を手がけていたり、アパレル界の大変さも見ていたので、自分からはとても言えませんでした。でも、ありがたいことに「やってみませんか?」とお声がけいただいて、やってみたいと思いました。メンズライクな服が好きで、ユニセックスな服がいいなという思いが前々からあったし、男女問わずに着られるようなアイテムを展開できるように、意見も提案しています。

――書道もアパレルもクリエイティブな印象で。元々、創作のような活動への関心も強かったんですか?

竹内 どうなんだろう。言われたものをやるだけの人間だったし、大人になるにつれて徐々にだったかもしれません。でも、長年やってきた音楽では、インスピレーションが働かないんです。ソロデビューシングル(通常盤Aに収録)の「お好きにどーぞ! feat.竹内アンナ」 では、親交のあるシンガーソングライターの竹内アンナちゃんと一緒に作詞をさせていただいたんですけど、なかなかフレーズが出てこなくて苦労しました。曲中で「フリーで踊っていいよ」と言われても難しかったし、歌でのフェイクも何も浮かばなかったのも思い出します。ハロプロでいえば、5人だった時代のJuice=Juiceのメンバーがライブのたびにフェイクを変えていたり、振り返ると「あの人たち、すごかったんだ」と思えますね。

――最後、経験も様々に重ねてきた今思う、この先のビジョンも伺えれば。

竹内 何かひとつに絞るのはできなくて、面白そうと思ったらすべてやりたいタイプなんです。ラジオのレギュラー(ラジオ日本『60TRY部』水曜日)も担当させていただいていますけど、もっとしゃべれる場所を広げていければと思って。書道の楽しさを広めていきたいのも軸にありますし、ぜいたくかもしれませんけど、色々なことをちょっとずつ達成していければと思います。

Information

作品名:シングル『愛だろ、やっぱ! / 泣いてOVER』
発売日:発売中
【初回生産限定盤A】 ¥2,090(税込み)
BD(「愛だろ、やっぱ!」MV+Dance Shot Ver.+メイキング映像)付
【初回生産限定盤B】¥2,090(税込み)
BD(「泣いてOVER」MV+Dance Shot Ver.+メイキング映像)付
【通常盤A】 ¥1,300(税込み)
トレーディングカード1枚封入(A ver.)
【通常盤B】 ¥1,300(税込み)
トレーディングカード1枚封入(B ver.)

公式サイト

YuoTube:
「愛だろ、やっぱ!」
「泣いてOVER」

竹内朱莉 書道展 2025「煌好幸 -kou-」
会期:2025年2月11日(火)~2025年2月18日(火)
会場:日仏会館 ギャラリー (東京)

公式サイト

竹内朱莉

1997年11月23日 生まれ。埼玉県出身。2009年にハロプロエッグ(現・ハロプロ研修生)に加入し、2011年8月アンジュルムの前身であるスマイレージのサブメンバーに選出。同年10月に正式メンバーへと昇格した。2019年6月からはアンジュルムのリーダーを務め、2023年6月にアンジュルムおよびハロー!プロジェクトを卒業。趣味として始めた書道では個展の開催なども行い、2023年に教授の免許を取得。2024年12月にシングル『愛だろ、やっぱ! / 泣いてOVER』でソロデビュー。

PHOTOGRAPHER:TOMO TAMURA,INTERVIEWER:SYUHEI KANEKO