リード曲「恋の矢印」はHoneyWorks節全開の片思いソング
――ここからは、メジャーデビューアルバム「白じゃいられない」について聞いていきます。永尾さんから、どんなアルバムになりましたか?
永尾 初回限定盤、かわいい盤、かっこいい盤という3形態で出させていただいたんですけど、私達の“これまで”と“今”と“これから”が詰まっていると思いますし、2025 ver.として、新メンバーを加えた形で再レコーディングをしているので、昔からのファンの皆さんには、過去の音源との違いや変化も楽しんでもらえると思います。カレアイの全部が分かる入門編でもあり、ベストアルバムとも言えるようなアルバムです。
――カレアイらしい白衣装のジャケット写真も印象的ですね。
波左間 白は私達のグループカラーなので、デビューアルバムに相応しくカレアイらしい衣装でとても気に入っています。12人揃って大きな撮影するのは初めてだったんですけど、実は12人の衣装がそれぞれ少しずつ違っていて、メンバーそれぞれの色が出ていて素敵だなと思いました。
――では、リード曲「恋の矢印」について、皆さんが思う聴きどころやおすすめのポイントなどを教えてください。
寺本 「恋の矢印」は、好きな人のプリンセスになりたいという思いを歌っている片思いソングです。恋している人に向けた曲というイメージがあると思うんですけど、推しへの気持ちも含まれた歌だなと思っているので、好きな人がいる方はもちろん、推しがいる方にも聴いていただきたいです。私の好きなポイントは、落ちサビ前の「君の名前見て」からの掛け合い部分があるんですけど、そこにこの曲の主人公の気持ちがギュッと詰まっているので、注目して聴いてください。
一ノ瀬 王道キュンキュンソングで、テーマが「学校」ということなので、制服でMUSIC VIDEOの撮影をさせていただきました。アルバムタイトルにもなっている「白じゃいられない」という歌詞が、1サビ終わりに出てくるんですけど、伏線回収というか、タイトルが回収されていて個人的にも大好きな部分で、HoneyWorksさんの狙いがすごいなと感じました。
――MVのお話も出たので、波左間さんからはMVの見所を是非。
波左間 森と学校の2か所で撮影をしていて、衣装も2パターンあるので、そこに注目してほしいです。森の中での撮影は、メンバーみんなが本当にプリンセスのような雰囲気で、それぞれの個性が出ていると思いますし、制服の方ではメンバーの表情にも注目してほしいです。特に、新メンバーの4人はMV撮影を全然やったことがなかったのに、とにかく表情が素敵なんです。恋している女の子の感じが表れていると思うので、そこも見所です。
――永尾さんからは、ライブでの見所や注目ポイントを教えてください。
永尾 12人が斜めに並んだ状態のまま移動したり、ターンしたりする振り付けがあるんですけど、そこが特にスカートがふわっと回って美しいと思うので、もし2階席があるような会場でしたら、フォーメーションチェンジの美しさも体感してもらえると嬉しいです。是非、リリイベで上から見られるような会場の時は、フォーメーションにも注目して見てみてください。
――皆さん、ありがとうございます。リード曲「恋の矢印」の魅力がしっかりと伝わってきました。ここからは、デビューアルバムの中からそれぞれの推し曲を教えてください。
寺本 私の推し曲は「誇り高きアイドル (2025 ver.)」です。HoneyWorksさんのキャラクターであるmona先輩の楽曲をカバーさせていただいているんですけど、本当にアイドルの気持ちが歌詞に表れている歌なので、活動する上での参考書のような、肝に銘じたい曲だなと感じています。
一ノ瀬 私の推し曲は「僕らはきっとすごくない (2025 ver.)」です。メジャーデビューしてから、改めて歌詞がすごく沁みるなと思いました。カレアイは等身大の青春をお届けしているグループなんですけれど、この曲からは特に青春が感じられて、1人じゃなくて12人だからこそ夢を見られているんだという実感が湧いてきて、自然と涙が出てくるような素敵な曲です。
波左間 私はやっぱり、リード曲の「恋の矢印」です。学生の頃からHoneyWorksさんが大好きだったので、HoneyWorksさんらしさが詰まった楽曲で、初めて聴いた時からビビビっときました。デビュータイミングでこんなにも素敵なオリジナル楽曲をいただけて、嬉しくてトキメキが止まらなかったです。
永尾 私は「少女たちとアイボリー」です。12人になって初めていただいた楽曲ということもあるんですけど、メジャーデビューまで紆余曲折あって、嬉しいことだけじゃなく、悲しいこともあったんですけど、「いらない物そんな物一つもなかった」という歌詞が特に好きで、HoneyWorksさんが今までのカレアイのすべてを肯定してくれたような気がして、初めて聴いた時は、みんなで涙を流しながら聴いていました。今でも歌わせていただく時には、なんて素敵な曲なんだろうと噛み締めながら歌っています。