普段のカンナさんはキュートという発見があった

――前作の撮影と比べて、お互いの変化を感じるところはありましたか。

森 前回は加藤さんが日向坂46の活動も並行していたので、「日向坂46時間TV」を始め大変なスケジュールで。すごく疲れている様子で、「大丈夫?」と心配だったんですが、今回は終始元気でした。前回はメイクしながら天に召されそうなときもありましたが、今回は朝から一生喋っていましたからね(笑)。

加藤 前回はスタッフやキャストの皆さんの支えで最後まで走り切れました。今回は一日一日の記憶があります(笑)。カンナさんは変わらずかっこよくて美しくて素敵でしたが、違いで言うと、前回以上に面白すぎるという印象です。

森 変な動きをしちゃうんだよね。

加藤 その動きがキュートなんです!それが今回の発見でした、

――今回、彩香ちゃん、弘子先輩を演じる上で新たに意識したことはありましたか。

加藤 前回の彩香ちゃんは「弘子先輩好き好き!」という猪突猛進のスタンスでしたが、2nd stageは同棲生活をスタートさせたところから始まるので、そもそもそのスタンスが違うんです。だから、もうちょっとナチュラルな彩香ちゃんができますようにと願いながら演じさせていただきました。

森 神頼み(笑)。

加藤 神頼みでした(笑)。前回よりも人間らしかったと思います。

森 そうだね。それは感じました。

加藤 やったー!

森 弘子先輩も、より人間らしい部分が台本に書かれていて、かっこ悪い部分や不器用な部分、泥臭い部分も描かれているから、より人間性が分かると思います。

――先ほどプライベートでも交流があるというお話がありましたが、二度目の共演ということで、作品に活かされた部分はありますか。

森 前回は初めましてから関係性を作らなければいけませんでしたが、2nd stageは彩香ちゃんと弘子先輩も交際を始めていて、私たちの関係性が出来上がっているからこそ撮れたシーンもあります。

――初回からラブシーンもありました。

加藤 「行ってきます」のチューを100本ノックぐらいの勢いでした(笑)。

森 目で会話もできるようになったよね。

加藤 困ったことがあったら相談して助けてくれました。

森 お互いの気持ちが通じ合っているなと感じることもたくさんありましたし、その場で生まれるものもありました。

――今回は前半の「ハワイアン編」(1〜3話)が枝優花監督、後半の「同棲編」(4〜6話)が石橋夕帆監督と、監督が変わります。

森 監督さんによってカメラマンさんや照明さんを始めスタッフさんも全て変わったので、前半と後半で全く違う作品になっているのではないかと思うくらい違います。まだ完成したドラマを観ていないのですが、カメラワークからして違うんです。

加藤 前半はカメラ自体が動くシーンが多かったのですが、後半はカメラが固定されているシーンが多い印象で、内容に応じて撮り方が変わっているので、仕上がりがとても楽しみです。