恋人同士のような距離感で話を聞く河西は秋山が「褒めてくれたことを一生やり続けちゃいます(笑)」
――ひなーずのみなさんも加入2年目となって、加入から4年目の河西さんも先輩としての自覚がより強くなったのではないでしょうか?
河西 そうですね。秋山さんとは加入した時期は離れていますけど、年齢が一つしか違わないのでジェネレーションギャップがなく、共通の話題も多かったので最初から話しやすかったんです。でも、ひなーずでは一番年の近い泉羽ちゃんですら5歳も離れていますし、家族の中では末っ子なので、みんなが加入した当時は年下の子たちとどう接すればいいのかと迷っていました。でも、ひなーずの3人はグイグイ来てくれる子たちばかりで、すぐにグループになじんでくれたし、かわいい妹が3人できたみたいになりました。みんな、よく質問しにきてくれて、そのたびに私も「いい加減なことを教えられない」と思って気持ちが引き締まるんです。3人が自主練しているのを見て「負けられない」とも思いますし、一緒にレッスンへ早めに行って練習したり、ご飯にも行ったりして、仲よく過ごしています。
――2016年8月加入の秋山さんは、まもなく加入から9周年を迎えます。その立場から見て、先輩としての河西さんの成長を感じていますか?
秋山 感じます。2人でいると今までどおりなんですけど、私たち“お姉さん組”がいないときの結心は、ひなーずの3人への接し方が本当にお姉さんなんです。ひなーずの加入前は「年下の子たちと関わった経験がないからしゃべれるか不安です」と言っていたのに、加入後は積極的に話しかけていたし、メンバーとしてレベルアップしたなと思います。親心のように、そんな姿を近くで見られてうれしいです。
――秋山さんから見て、河西さんたち“リトルキャメリアン”のみなさんは一つ下の世代、ひなーずのみなさんは二つ下の世代になります。接する距離感に違いはあるのでしょうか?
秋山 最初は変わらないと思っていたんですけど、実際は違いました。結心たちが加入するまでは私がグループの最年少で、加入後はリトキャメのみんなに「教えないと」と張り切っていたんです。でも、ひなーずのみんなが加入してからは、結心たちが率先して「私たちが教える」という気持ちを見せてくれて、リトキャメが育つ瞬間だと思ったし、あえて見守るようにしました。
――それもまた、先輩の役割かもしれませんね。一方で2人の関係性として、秋山さんから見た河西さんは同じグループの仲間としてどう映っていますか?
秋山 結心は加入から1ヶ月もしないうちに、昔からの友だちみたいに打ち解けられたんです。今は、後輩でもありながら友だちでもあり、心の支えでもあって。落ち込んでいると気にかけてくれるし、私が「大丈夫やって」と言っても心配して連絡をくれるほど、かまってくれます(笑)。
河西 加入直後から生意気にもちょっかいをかけていたんですけど、最初から面白がってくれたので仲よくなれたのかなと思うんです(笑)。秋山さんはよく、周りのメンバーの気持ちを察してくれますね。でも、自分の感情を表に出さない印象もあるので、心配になってしまうんです。夜になると「秋山さん、大丈夫かな」と想像してしまって、私が落ち込んでいるときはご飯に誘ってくれますし、優しさを返したい気持ちでいっぱいです。
――秋山さんが語っているとき、河西さんは横から秋山さんをジーッと笑顔で見つめていて。河西さんが語っているときの秋山さんも似た距離感ですし、なんだか、恋人同士のような空気ですね(笑)。
秋山 よく言われます(笑)。メンバーとはただの仕事仲間で終わりたくない気持ちがあって、家族とも違う、メンバー以上の存在になりたいといつも思っているんです。結心が加入したときも「早く好きになれる部分を見つけたい」と思っていたし、アイドルにならなければ出会えなかった子たちが今ではかけがえのない存在になっていて、この世界に入ってよかったと毎日思っています。
――結成10周年の節目を記念した日本武道館公演、ツアーなどを経て、グループは次のフェーズへと向かいます。この先、活動を続ける中でおたがいに期待するものはありますか?
秋山 結心には期待しかないです。加入直後から「すごい子になる」と確信していたし、ハロプロに興味のある人以外にも自分の魅力を届けられる子だと思っているんです。出身地の山梨県でも個人での活動をしていて、控えめではありますけどもっと自分を出していいと思いますし、私も、結心の魅力をたくさんの人に広めていきたいです。
河西 秋山さんは「グループの大黒柱」だと、私は思っています。メンバーみんなの中心にいますし、パフォーマンスでの見せ方が上手で、レッスン動画では秋山さんの動きから学ぶことがたくさんあるんです。みんなのいいところをしっかりと伝えてくれるし、私たちも引っ張られています。秋山さんに褒められるとうれしくて、褒めてくれたことを一生やり続けちゃいます(笑)。
――(笑)。これまでに「一生やり続けてしまった」ことも?
河西 2024年夏のハロコン(ハロプロメンバー総出演の合同コンサート)で、他のグループのメンバーとJuice=Juiceさんの「Next is you!」(NEXT YOU名義)を披露したときに、曲中で胸をギュッとつかむ仕草が「よかったよ」と褒めてくれたんです。それ以来ずっと、秋山さんの言葉を意識しながらパフォーマンスしていました(笑)。
秋山 ハロコンはグループの公演とは違うメンバーの表情が見られるし、舞台袖でよくモニターを見ているんです。結心のマイクを持っていない手の動きがずっといっしょだったから「もっと変化を加えてみたら?」とアドバイスもしたんですけど、「Next is you!」は素直にいいと思ったので褒めました。本当に、ずっと同じ仕草を続けていたよね(笑)。
河西 ハハハ(笑)。ハロプロで大先輩のOG・鈴木愛理さんがライブへ来てくださったときに、リハーサルのダンスを見て「もっと肩を内側に入れたら?」と振り付けのアドバイスをくださって、そのときに「まおぴん(秋山の愛称)が上手だから参考にするといいかも」と言ってくださったのも大きかったんです。いつも、パフォーマンスで私たちを引っ張ってくださって、(秋山と目を合わせながら)本当にありがとうございます!
つばきファクトリー
グループ名の由来は、万葉の時代から人々に愛されてきた日本原産の花・ツバキ(椿)。2015年4月にハロプロ研修生内ユニットとして結成し、2016年8月に小野瑞歩・小野田紗栞・秋山眞緒の3名が加入。2017年2月に『初恋サンライズ/Just Try!/うるわしのカメリア』でメジャーデビューを果たし、第50回日本有線大賞 新人賞、第59回『輝く!日本レコード大賞』最優秀新人賞受賞を獲得した。2021年7月に河西結心・八木栞・福田真琳・豫風瑠乃の4名が加入。2024年2月に石井泉羽・村田結生・土居楓奏の3名が加入、同年6月からはリーダー・谷本安美、サブリーダー・小野瑞歩の新体制に。
INTERVIEWER:SYUHEI KANEKO