メンバーカラー“ピンク”も取り入れた1st写真集の仕上がりは「ザ・王道可愛い」

――完成した1st写真集『可愛いと言って欲しい』を手にして、いかがでしょう?

中野愛理(以下、中野) ようやく「写真集ができあがった」という実感が湧いてきて、ファンのみなさんの手に渡るのが楽しみです。タイトル通りの「可愛い」を詰め込んだ作品になったし、きっとみなさんにも伝わる素敵な作品になりました。帯やカバーにメンバーカラーのピンクを使ったのは、私のアイデアです。1ページ目もピンクで「ザ・王道可愛い」を意識しました。自分で「どんな写真集がいいか」と考えたとき、思い浮かんだのが「可愛い写真集を作りたい」だったし、関わってくださったスタッフさんからも「中野さんはかわいいイメージだよね」とおっしゃっていただいたので、イメージが共有しやすかったです。

――衣装のフィッティングでも、積極的にアイデアを?

中野 いや、衣装へのこだわりがなくて「似合うものを着たい」とイメージする程度でした(笑)。スタッフさんには事前に「可愛い衣装がいいです!」とお伝えして、「パステルカラーでふわふわした感じが好き」となんとなくの好みもお伝えしていたら、私好みの衣装を用意してくださったんです。大人っぽい黒い衣装もありますけど、全体としては「可愛い」でまとまっています。

――タイトルの『可愛いと言って欲しい』には、相手に訴えかけるような強さもありますよね。

中野 たくさんの候補があったんですけど、パッと見て「文章そのものが可愛い」と思うタイトルだったんです。スタッフのみなさんからも「このタイトルが一番似合ってるよ」とおっしゃっていただいたし、最初に掲載を決めた(通常盤)表紙の写真にもピッタリで、しっくりきました。

――写真集では手書きのエッセイも随所に収録していますが、描かれた写真集タイトルも手書きで。ひょっとして、中野さん自身で書いたんですか?

中野 そうなんです。まさか、タイトルまで自分で書けるとは思っていなかったし、ビックリでした(笑)。自分の書く文字はあまり可愛くないと思っていて、最初はスタッフさんに「フォントを使った方がいいかもしれません」とお伝えしていたんです。でも、「丸文字が可愛いね」と褒めてくださったし、直筆のタイトルは記念になると思って、一生懸命『可愛いと言って欲しい』の気持ちを込めながら書きました。