メンバー専用のイヤモニ作りでも実感“念願”の日本武道館公演への意気込み | OCHA NORMA 「中山夏月姫＆西﨑美空“いざ武道館へ”47都道府県ツアー完走も経て決意新たに」 」INTERVIEW

メンバー専用のイヤモニ作りでも実感“念願”の日本武道館公演への意気込み

――2025年6月。「学校では教えてくれないこと」の初披露もあった47都道府県ツアーの完走後には、どのような思いがありましたか？

西﨑　しばらくは、終わった実感がわかなかったです。約1年8ヶ月、ほぼ毎週土日はどこかでライブをやっていたし、ツアーとは異なるお仕事をこなして、休日を過ごしているのは不思議でした。どこか、ライブのない寂しさもあったんです。それほど当たり前になっていたし、やりきったと思えるまでは時間もかかりました。

中山　グッズにあったツアーファイナルのTシャツには全公演の日程が書かれていて、今でもよく着ているんです。それを見ると、各地でたくさんの方が来てくださったのを思い出して、愛されているなと感じます。ツアー中、怪我や体調不良で満足にパフォーマンスができなかったときもあったんですけど、みんなで助け合って最後まで走り抜けられて、千秋楽で絆がより深まりました。

――2025年7月には「メジャーデビュー3周年記念イベント」で、グループ初となる単独の日本武道館公演（2025年10月15日開催「OCHA NORMA 2025 LIVE at BUDOKAN ～#OCHAnnel～」）をサプライズ発表。壇上では、メンバーの目に涙が光りました。

西﨑　その瞬間だけではなく、3日ほど経っても実感がなくてふと「武道館に立つんだ」と思うほどでした（笑）。先輩方の武道館公演の映像も見ているんですけど、そのたびに実感が遠のくんです。でも、デビュー4年目で立たせていただけるのはありがたいですし、絶対に成功させてみせます。

中山　過去一番のレベルといっていいほどの「実感がない」を味わいました（笑）。でも、武道館用に自分専用のイヤモニ（ステージ上で伴奏などを聴くための機器）を初めて作って、少しずつ、現実味を帯びてきたんです。これまで、ライブハウスやホールのライブでは現場のスピーカーから音を拾うのが多かったし、イヤモニがあっても仮のモノだったので、耳の型を取って、イヤモニを作れたのはうれしかったです。

――過去には、先輩グループのオープニングアクトとして武道館に立った経験もありますが、やはり、自分たちがメインとなると心境も変わりそうですか？

西﨑　そうですね。オープニングアクトでは、客電（観客席側の照明）がついている状態でパフォーマンスしていたので、会場全体が明るいままの景色しか見たことがないんです。だから、すべての照明が落ちて、観客席一面がペンライトに染まる景色を見るのは楽しみです。泣いてしまうかもしれないけど（笑）。目に焼き付けます。

中山　タイトルに「OCHA NORMA」と入っているのを見ると「自分たちのコンサートなんだ」と感じます。オープニングアクトでは、先輩方のファンのみなさんが集まっていましたけど、今度の武道館公演では私たちを好きでいてくださる人たちが駆けつけてくださると思うと、楽しみです。「コレが今のOCHA NORMAだ！」と、全力で見せつけます。

――会場も広々としていますし、ステージと客席で色々なかけ合いも試せそうですよね。他のアーティストやアイドルの方では「男の子！」「女の子！」と、叫んでみたり…。

西﨑　ありますね（笑）。私は、みんなでいっせいに叫んでほしいかな。「OCHA NORMA大好き！」とか、全力の声援をステージで聴いてみたいです。

中山　できるかどうか分からないんですけど、観客席をバックにした写真撮影はやってみたい。本番まで時間はあると思いますし、アーティストやアイドルにとっての夢の場所で、最高のステージをお届けできれば！

PHOTO：©UP-FRONT WORKS,INTERVIEWER：SYUHEI KANEKO