初のインドネシアに感動「南国に来た!」清楚さとセクシーさを表現する“うさぎ”のカットも

――大胆カットも多数収録されていますが、フワフワな耳やしっぽを付けて「うさぎ」に扮したカットは、川越さんの写真集ならではですね。

川越 私が作ったオリジナルキャラクターに「うさーや」がいて、サインでも描いているし、ファンのみなさんにとってもなじみがあるんです。写真集の中でも「うさーや」を描いています。衣装のフィッティングで耳やしっぽも用意されていたので、いっそ「私がうさーやになろう!」と思って、撮影したカットでした。「うさーや」のカットは2種類あって、真っ白な水着では清楚さを、水色のランジェリーではかわいらしさの中にあるセクシーさを意識しました。

――そうしたカットも撮影したロケ地、人生初のインドネシア・バリでした。

川越 街並みが海外そのもので、空港に着いた瞬間から「南国に来た!」と実感できてテンションが上りました。日本とは空気感が全然違うので、朝めざめてからお散歩するだけでも気持ちが上がりましたし、道行く人も現地の人ばかりだったので「今、海外にいるんだ」と、常に感動していました。

――1st写真集では、海で笑顔を浮かべるカットもありました。

川越 クタビーチに行きました。海が一面水色で、そこでも日本とは違う空気感にひたっていました。遠くにはヨットも浮かんでいて、海にはひざぐらいまでしか浸かれなかったんですけど「飛び込んでみたい!」と思うほど、たたずんでいるだけでも楽しかったです。

――現地のお店で、買い物しているカットもあります。ただ、1st写真集収録のエッセイでは「メニューの意味もわからない」「看板の意味もわからない」と綴っていて、ちゃんと、コミュニケーションは図れたんですか?

川越 現地では、ほとんどスタッフさんに助けてもらっていました。でも、写真集に収録されているカットでは、実際に自分で買い物をしているんです。気に入ったマグネットがほしかったので、ジェスチャーで「コレ」と言ってアイテムを指差して、英語も満足にしゃべれないので「イエス、イエス」と絞り出しながら、頑張ってお会計をしました(笑)。

――(笑)。撮影中に自分で決めたという写真集のタイトル『なんとかなるなる』にも、通じるものを感じます。

川越 そうかもしれません(笑)。タイトルはそもそも、移動中に「考えなきゃね」という話になって、他にもいくつか候補はあったんですけど、かっこいいタイトルよりも「丸みがあってフワッとした、私らしいタイトルがいい」と思ったので、けっこう悩んだんです。ふと、ひらめいたのが「なんとかなる」で、そのままだと物足りなかったので「なるなる」としたら、かわいさやポップさが増しました。