今年の夏もキャンピングカーで全国を回る弾き語りツアー「独ガク2025」を開催

――昨年10月以来、STREAM二度目の登場となりますが、今回も東京・豊洲にありますMIFA Football Parkでサッカーをした後に取材させていただいております。取材時期は8月中旬ということで、猛暑の中お疲れ様でした。

GAKU-MC(以下、GAKU) いや、疲れましたね。

――GAKUさんは真夏もサッカーされているんですか?

GAKU 今年の春に肉離れをして少し休んでいた時期があるんですが、怪我がなければ基本的には週2ぐらいは蹴っています。

――夏バテはしないですか?

GAKU したことないです。夏バテ知らずです(笑)。

――冒頭からGAKUさんらしいエピソードが飛び出しましたね。MIFA Football Park設立までの経緯やこの場所に込めた思いは前回のインタビューでたっぷり語っていただきましたが、今年は11周年、イベントも控えているということなので、まずは今年のイベントについて教えてください。

GAKU いつも利用してくださっている皆さんと繋がれるようなお祭りを年に1回、開催しているんですが、今年は隣にあるライブハウスの豊洲PITと連動できることになりました。11周年ということで、サッカーマンにとっては特別な感じもありますので、この場所が続いていることの奇跡を感じながら、最近会員になってくれた方も設立当初から会員でいてくださっている方も、みんなが喜んでくれるようなイベントにしたいと思っています。しかも、11周年にかけてチケットは税込み1,100円、お子様は無料という価格設定で、音楽コンテンツをいっぱい考えているので、楽しんでもらえると思います。しかも、今回は仲間がたくさん集まってくれまして、旧知の仲の球舞、マラソン仲間でサッカー仲間のソナーポケットのeyeron、もちろんミファンダ(MIFAのマスコット)も来ますし、MIFAのスタッフバンドも出ますし、あとは僕らとも仲の良いDJダイノジが盛り上げてくれます。フットボールコンテンツの方は「天才」が今年のキーワードで、男子は元サッカー日本代表の柿谷曜一朗さん、女子は元サッカー女子日本代表の原菜摘子さんが参加してくれます。そんな天才2人が子ども達にサッカークリニックをしてくれるというのも僕らにとっては感慨深いと言いますか、いい1日になるだろうなと思っています。

――ありがとうございます。昨年のインタビューでは、GAKUさんのソロデビュー25周年のお話をたっぷり伺いましたが、そんな周年イヤーを経た今年もかなり精力的に音楽活動をされている印象です。先日まで、1人でキャンピングカーで全国を回る弾き語りツアー「独ガク2025」を開催されていましたが、「独ガク」はGAKUさんの活動にとってどのようなものになっていますか?

GAKU ライブはやっぱり自分の中での本業中の本業だと思っています。ファンの皆さんと繋がれるようなライブがしたいと思って、バンドよりも弾き語りだったらカロリー低くできるんじゃないかというところから「独ガク」というイベントが始まり、それがいつしかキャンピングカーで回るようになり、1か所2か所…だったのが、気付けば10何か所か回る全国ツアーになって毎年恒例化していった形です。本当にシンプルに音楽ツアーの基本のような感じがしていて、楽器を全部車に乗せて“一筆書き”で旅するという「俺はこういうことをやりたかったんだ!」という思いや充実感がありますね。ミュージシャンとしての問いというか、音楽を探求できる喜びもあるし、すごくいい経験になっているなと思っています。

――音楽と旅の醍醐味をたっぷり味わえるツアーといった感じでしょうかね?

GAKU それがですね…。いつもキャンピングカーでツアーしていて楽しそうだよねとよく言われます。もちろん楽しいですし、自分でやりたくてやっているんですが、運転して、会場に着いて設営して、2時間ライブして、物販対応して片付けて、お風呂屋さんを探して風呂浴びて、寝る場所を探して到着してエンジン切って、やっと乾杯みたいな…。非常にタイトなんですよね。僕はずっと一筆書きで旅をしているんですが、スタッフは基本交代制なので、その都度スタッフには「いびきかいたらごめんね、寝れなかったら申し訳ない」とかいつも話すんですけど、お互いに30秒以内には寝ていることが多いです(笑)。まぁでも、充実していて幸せな旅ですよね。

――ちなみに、初日を観させていただいて、GAKUさんのトランペットも定着してきたと感じましたが、ご自身ではいかがでしょうか?

GAKU ラッパーがラッパを吹く…というね(笑)。やっぱり何か所もツアーを回ると随分上手くなりますよ。もちろん、本職の方の足元にも及ばないのは分かってはいますけど、ツアーの最後には結構様になっていたんじゃないかなと思っています。