こんにちは。GANG PARADEのキャ・ノンです。FCツアー横浜公演に向けて振り入れの毎日を送っています。横浜公演では、2019年に行われたCHALLENGE the LIMIT TOUR @東京 日比谷野外音楽堂の再現ライブをします。自分が加入する前のライブで、ギャンパレにとってもすごく大きな一日なので、そんなライブを衣装も着てセットリストもそのままでできることがすごく楽しみです。何よりセットリストがすごくいいんですよね。好きな曲ばかりで今からわくわくしていますが、この記事が上がる頃には振り入れも完璧な状態であることを祈ることしかできない現状です。がんばります・・・。
というわけで今日は、岐阜・CLUB ROOTSで行われたFANCLUB ASOVIVA 2025 ~ONCE MORE PARADE TOUR~、GANG PARADE 津々浦々愚連隊大行進~百鬼夜行~ @福岡 DRUM LOGOS 公演の日のことを書いていこうと思います。
岐阜でライブするのは初めてだった。うちには岐阜県出身のメンバー、キラ・メイちゃんがいる。この日はそんなメイちゃんの願いが叶った日でもあった。ずっと「岐阜でライブしたい」と言っていたメイちゃんにとって念願の岐阜公演。会場について楽屋に入った瞬間からずっとニコニコキラキラしているメイちゃんを見て、よかったねえと心からこちらも嬉しくなった。今日という日がいい日になることがもうわかった。
リハーサルでは新たに11人バージョンに作り直した曲を中心に確認していく。この公演のセットリストはなかなかトリッキーで、当時も新鮮な気持ちで毎公演楽しんでいたことを思い出す。ヒーヒー言いながら、さすがに全曲は当たれないので楽屋に戻ってからも各々動画を舐めるように確認しては、時々みんなでセットリストを唱えた。
時間はあっという間に過ぎて、開場のタイミングでお客さんをお出迎えする。この日もありがたいことにソールドしていたので、いっぱいになっていく会場を見て胸が高鳴ると同時に、なんとかなりますようにとどこかで願っている自分もいた。どれだけ確認してもこわいものはこわいし、確認し過ぎた部分の歌詞だけが飛んだりする恐怖を何度も味わってきたので、大丈夫!と自分に言い聞かせた。
定刻になり円陣を組むと、当時のSEが流れた。その時このライブを見ていてくれた人もいれば、はじめて見てくれる人もいて、当時はまだギャンパレを知らなかった人がこの場所に来てくれていたり、ずっといてくれる遊び人がいたり、SEひとつとっても思い出が詰まっていた。
今回、GO TO THE BEDSのREINCARNATIONの衣装なので、セットリストもGTTBの曲が多めで構成されている。当時のFCツアーも、そしてGTTBとして活動していた期間のことも、そしてGTTBのメンバーたちがこの衣装を着て活動していた時のことも思い浮かんだ。
GO TO THE BEDSの音楽は命を削るという言葉がぴったりで、今こうして一緒に活動しているからこそわかる、GO TO THE BEDSのメンバーの愛おしくなるほどの生きることへの不器用さだったりにすごく合っていていいなあと改めて味がした。表現方法と音楽が合っているのってすごくかっこいい。
始まる前は不安でしかなかったこの日も終わってしまえば、あー楽しかったなあ!と暑さも相まって脳が溶けていた。ライブっていつもそうだ。やる前はこわくて不安で怯えていても、終わってしまえばやってよかったー!と絶対になる。お風呂入る前はいやでも、上がってから後悔することは一度もないのと一緒だ。わたしはまた今週末、本番こわいよーと怯えては、最高だったー!と溶けているのだろう。
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