仲間との絆を描いた新曲「Aonity」は新たなライブ定番曲に、その歌詞にも注目を
――ここからはアルバム収録曲を深掘りしていきます。全曲触れたいところなのですが、まずは、再レコーディングされた「~10th ver.~」楽曲の中から、特に思い入れの強い楽曲をそれぞれ1曲ずつ挙げていただけますでしょうか?
宮沢 (1曲に絞るのは)とても難しいんですけど、私は「リンドバーグ」です。ライブのセトリに入っていたら、みんなが喜んでくれる、ライブで本当に盛り上がる楽曲なので、7人で再録できたことがとても嬉しかったです。ライブではファンの皆さんが名前を呼んでくれるコールの部分があるんですけど、会場が大きくなるたびに皆さんの声と思いがどんどん大きくなっていることが感じられて、特に1月の豊洲PITでの「リンドバーグ」は今までで最高なんじゃないかというくらいに、皆さんの声と思いが私達の心に響いて本当に嬉しかったです。これからもたくさんの方にukkaのライブは最高なんだと思ってもらえるような一体感のある楽曲に育てていけたらなと思っています。
――宮沢さんもライブではずっと歌ってきたわけですが、自分の声が入った音源を聴いた時はどんな思いでしたか?
宮沢 あぁ、本当に私はukkaにいるんだ!と改めて実感することができました。今までサブスクで聴いても自分の声は入っていなかったので、イヤホンで自分の声を聴いた時は本当に嬉しくて、早くみんなに聴いてほしいと思っています。

――とてもリアルな感想、心境ですよね。ありがとうございます。
結城 とても悩みましたけど、私は「アフタヌーン・グラフィティ」です。やっぱりメジャーデビュー曲なので、とても印象に残っています。私が加入させてもらってからメジャーデビューが決まって、まだまだ成長途中の段階でしたけど、ここからまた新たなukkaの物語を進めていくぞという思いが込められた曲なので、当時のレコーディングのことやMUSIC VIDEO撮影のことも思い出しましたし、あの頃の頑張ろうという気持ちと不安な気持ちが混ざった感覚も思い出しました。この曲が収録されていることによって、10周年イヤーを経て、これからもまだまだ物語が続いていくということをまた皆さんにも感じていただけるんじゃないかなと思っています。そんな楽曲を今のこの7人で録れたことが本当に嬉しかったですし、改めて自分の中でも一番思い入れの強い楽曲だなと感じています。

――再レコーディングをしてみて、改めて響いた歌詞などはありましたか?
結城 「どんな結末でも笑えるんだ」というところを私が歌っているんですけど、どんなことが起こってもいつも笑っていたいなと自分にも言い聞かせながら、みんなにも伝えたいなと思いながらライブでも歌っていたので、そこの歌詞は改めてグッときましたね。
茜 私は「キラキラ」です。この曲は隠れ人気曲と言いますか、ukkaのことを深く知っていくうちにどんどん好きになっていくようなスルメ曲だなと思っています。私が落ちサビをずっと歌わせていただいていたので、再RECすることになった時に、落ちサビが自分の担当じゃなかったら、どうしよう…と思っていました。
茜 当時もボイトレの先生と一緒に試行錯誤しながら、この歌い方に辿り着いたので、自分の中でもとても思い入れのある楽曲になっているので、再録バージョンでも落ちサビを変わらずに歌えて、皆さんにお届けすることができてとても嬉しいです。
――ありがとうございます。皆さんそれぞれの熱い思いが伝わってきました。続いて、新曲についても聞かせてください。まずは、1曲目の「Aonity」について。
茜 「Aonity」は、“青春小節”という私達のテーマにぴったりな素敵な楽曲になっています。簡単ではないことも、ファンの皆さんと一緒だったらきっと叶えられる…、そんな熱い気持ちが込められている楽曲で、皆さんとシンガロングして楽しく盛り上がれる曲にもなっていますので、これから「リンドバーグ」や「Rising dream」のような熱いライブ定番楽曲にしていけたらいいなと思っています。

――この曲からアルバムが始まるというのもまたいいですよね?
結城 本当にそうですね。これからもライブのセトリで大事なところに入ってくる楽曲だと思うので、10周年のアルバムが新曲であるこの曲から始まるというのは、新たなukkaの始まりといった感じがしますし、仲間との絆を描いた曲なので、ファンの皆さんとこれから大事に育てていきたいなと思っています。
宮沢 この曲は私達のダンスやファンの皆さんのクラップもポイントだと思うんですけど、私は歌詞にも注目してほしいと思っています。特に、サビの「似てるけど違う 二度とない今日を 手放しで喜べる僕らでいたいね」というところが大好きです。後悔しても絶対に取り戻せないことってあると思うので、日常を当たり前だと思わずに、後悔せずに今日1日生きられたなと喜べる自分で常にいたいなと思えましたし、自分がこのパートを歌わせていただけたことが何よりも嬉しかったです。他にもいい歌詞がたくさん詰まっているので、是非、歌詞にも注目してほしいなと思います。
