2026年はさらにバンドKoyoiの活動もスタート、バンドへの思いとは?

――今年はさらにKoyoiというバンド活動もスタートして話題になっていますが、バンドはどういう思いや経緯で始まったのですか?

塩見 もちろんアイドルが大好きなので、続けていきたいんですけど、若くて可愛い女の子のアイドルは無限に湧き出てくるなと思いまして…。そんな中で、私が届けたい言葉や思いって何だろう?と考えた時に「大好きだよ」とか「ずっと好きでいてね」といった言葉だけではなく、もっと熱いものだなと思ったんです。本当に悔しくて苦しくて辛い思いをたくさんしてきたけど、頑張ってきたらこそ見ることができた素敵な景色や味わってきた挫折、経験してきた悩みとかもすべて言葉で伝えたいし、言いたいんだなと思った時に、ソロアイドルとしてステージ上で1人だけで表現するのは難しいなと思いました。いわゆるライブアイドルのグループから誘われることもあったんですけど、神宿以上にはなれないかもしれないなと思った時に、バンドで表現してみたいと思ったんです。キラキラで可愛くて、衣装フリフリで夢を見させてくれるアイドルより、ダメなところも苦しいところも全部を曝け出して、言葉や歌を届けるバンドの方が今の私の思いが伝わりそうだなと思ったので、アイドルと並行してバンド活動を始めてみようと思いました。

――2つの音楽活動が同タイミングだったので驚きましたが、塩見さんの中でたまたまタイミングが重なったという感じだったのですか?

塩見 (少し考えてから)どっちかだけじゃダメだなと思いましたね。『あの日の続き』をリリースするだけだと、ここまで(私の音楽活動に)注目が集まらなかったのかな?とも思っています。バンドKoyoiについては既に配信リリースして、MUSIC VIDEOも公開していますけど、反響がとても大きかったので、今後はバンド活動での一面を見せつつ、ルーツであるアイドルとしても発信を続けていきたいです。今回はどちらも納得いく音ができたなと思っているので、ソロアイドルのみならず、バンドという新しいことにも挑戦して2つの方向を示すことで、新旧のファンの人達に楽しんでもらいたいという思いも強いです。なので、アイドルとバンド両方を同時に走らせることにとても意味があると思っています。

――では、ソロアイドル塩見きらとしての目標、バンドKoyoiとしての目標をそれぞれ教えてください。

塩見 私はバンド畑で育っていないので、まずKoyoiとしてはバンドの世界でちゃんと認められることが目標です。それは大きいライブハウスのステージに立つとかそういうことじゃなくて、バンドマンにいいね!と言ってもらえたり、業界の方に認めてもらえたりする土台を作ることを目標にしていきたいです。既に新曲も作っていますし、これからもがんがん成長していきますので、期待していてください。そして、ソロアイドル塩見きらとしてはもう一度、豊洲PITに帰りたいです。豊洲PITは私が2019年4月29日に神宿としてデビューした場所なので、生誕祭をやらせてもらったことはありますけど、ソロアイドルとして立ってみたいなと思っています。客席が埋まった景色を見た時にはきっと涙が出ちゃうんだろうなと思って…。私、神宿の時はめちゃめちゃ泣いていたんですよ。嬉しい時も悲しい時もずっと泣いているくらい泣き虫で。でも、独立してからは泣くことが減ってしまっていて…。それは、目の前のことに必死過ぎて泣けなくなってしまったのかもしれないなと思ったんです。自分でチームを作って、スタッフを抱えているような状況なので、私がしっかりしなきゃ、強くいなきゃ…みたいな感覚で、普段から「物販の準備大丈夫かな?」、「メール返信できているかな?」、「印刷物、発注できたかな?」とか、そんなことばかり考えていたら全然泣けなくなってしまったんですよね。本当に良くないと思うんです。2026年はよりアーティスト目線、アイドル目線でフロアと向き合って“ステージで泣くこと”が目標です。

――ここまで、たっぷり塩見さんのストーリーを聞いてきましたが、最後の質問です。今、具体的な目標も掲げてくれましたが、2026年はどんな1年にしたいですか?

塩見 去年よりもたくさん「売れたね」と言われたいです。この言葉には色々な意味が込められていると思っていて、「いっぱいTVやメディアに出ていたね」という意味もあるでしょうし、「頑張ってるね」という応援の意味もあると思うんですよね。本当に色々な意味を込めてもらって構わないので、去年以上にたくさんの人から「売れたね」と言われるような1年にしたいです。今回Koyoiをリリースした時に、一番連絡が来たんです。関係者や同業の方から「めっちゃ、いいね」と言ってもらえて嬉しかったんですけど、ここ最近色々な活動をしてきたからこそ、色んな方に見てもらえていたんだなと思いました。これからもちゃんと地に足をつけて活動して、それぞれの活動の点を線に繋げていきたいなと思っています。

――「売れたね」と言われたい…というのが、塩見さんらしくて素敵だなと思いました。

塩見 一番伝わる言葉ですよね。別に超売れたいとか、お金をたくさん稼ぎたいということではなくて、がむしゃらに走り過ぎてまわりが見えなくなる時があるので、ちゃんと外から見ていて欲しいなと。そんな外から見た時に分かりやすい言葉が「売れたね」なのかなと思っています。成功や評価の言葉だなとも思っているので、たくさん言ってもらえるように、2026年も頑張ります。

Information

<RELEASE>
塩見きら ミニアルバム『あの日の続き』
2026年1月17日リリース

Koyoi EP『宵』
2026年1月1日リリース
https://linkco.re/FRtAqM8m

<LIVE>
塩見きら New albumリリース記念ライブ『あの日の続き』
2026年1月25日(日)
東京都 文京HEADPOWER
OPEN 11:15 / START 11:30

塩見きら

1998年11月6日生まれ、愛媛県出身。身長158cm。津田塾大学在学中の2019年にアイドルユニット「神宿」に加入。ユニット活動休止後はソロアイドルとして活動する。2024年にグラビア活動も開始。パチンコ・競馬・ボートレースなど趣味のギャンブルを生かして、パチンコ番組のレギュラーや競馬コラムの連載などを持つ。クイズ番組やバラエティ番組でも活躍中。

PHOTOGRAPHER:TOMO TAMURA,INTERVIEWER:ATSUSHI OINUMA