幼少期から青春時代まで。4人が明かした過去の“自分たち”

――4人のキャリアも振り返っていただきたいです。まず、幼少期の思い出はいかがでしょう?

尾形 今もですけど、ビビリな子どもでした。何もかも怖くて、すべり台では階段は昇れるのに、すべると危ないからそのまま引き返して(笑)。自転車やジェットコースターに、今も乗れないです。

林田 私はヤンチャで活発でした。公園で泥だんごを作って遊んだり、今では時効だと思いますけど、その場に置いてある三輪車やキックボードを持って帰ろうとしてしまったり…。お父さんから「それはダメだよ」と怒られていました(笑)。髪もめっちゃ短くて、男の子のように走り回っていました。

中西 家では、お人形遊びしたりするのが好きでした。でも、女の子らしい遊びが好きだった一方、小学校では毎年、運動会の時期になると骨折するほど活発で。それこそ春水のビビリとは真逆、すべり台で「サーフィン!」とはしゃいで立ったまますべったら、落下して派手に骨折した思い出もあります(苦笑)。

川後 私は変わり者という感じ。小学4年生ぐらいまでは何事にも積極的で委員長やリーダーと付くものをひと通り経験して、毎日、人とは違うド派手な洋服で登校していました。道徳の授業で「はい」か「いいえ」で分かれるときに1人だけ「はい」と答えたり、振り返るとあまのじゃくでした。でも、中学時代からは急に大人しくなったんです。誰よりも前に出るタイプだったのに、何事も人に付いていくタイプに変わって。たぶん、漫画の影響で「おとなしい子がモテる」と思ったんです。小学校時代は男の子っぽく振る舞っていたけど、中学時代は女性らしい方がいいんだと考えたのが、理由だと思います。

――青春時代に力をそそいでいたことも伺えれば。

尾形 高校時代は前グループでアイドルをやっていて、当時の一番好きなお仕事が握手会でした。毎回、ファンの方の名前と特徴、話した内容を全部メモして管理していたんです。次に来たとき、話しやすいようにと思って。

林田 アイドルの鑑だ。たまに、書いた内容が一つズレちゃうこともあるよね。似ている人が来ちゃって「ケンジ」と言ったら「いや俺、タクミ…」みたいな(笑)。私も中学から高校にかけて前グループにいましたけど、私だけ歌とダンスが下手だったので、ずっと練習していました。猛暑日でエアコンも付けず、10時間以上もヒールを履きながらダンスを練習し続けた日もあって…。しんどかったけど体力はついて、野外イベントでみんながバテていても私だけは平気でした(笑)。

中西 中学時代から前グループで活動していたけど、私も1人だけダンスが苦手で、当時、たまたまテレビで真尋ちゃんの特集を見たんです。1人だけパフォーマンスが苦手だけど頑張っている姿に救われていたから、今一緒にグループをやっているのが不思議です。あと、小学生からそろばんを習っていて、前グループ加入後の息抜きが計算だったんです。計算には答えがあるし、習っていた先生も優しくて大好きで。前グループ加入後は地元の大阪から上京したんですけど、レッスン後にそろばんをやるために大阪までわざわざ帰っていました(笑)。

川後 私はファッションが好きだったので、お年玉とか、すべてのお金をファッション雑誌に費やしていました。気に入った内容は切り抜いてスクラップブックを作って、好きなモデルさんやアイテムを集めて。母が捨てていなければ、今も実家に残っていると思います。