心機一転の「Re:Start With Yourself」ではセリフ、英語、韓国語、ラップ…で個性をアピール

――8月29日、グループのXでバーベキューを報告していて、みなさんの笑顔が印象的でした。

竹内カンナ(以下、カンナ) 8月21日にKAMEIDO CLOCK(東京)で開催したリリースイベント終わりの打ち上げだったんです。YouTube用に撮影していたのも忘れて、プライベート感覚で楽しめました。(吉沢)凛音ちゃんが加入してから、全員でご飯を食べるのが初めてで、「ホルモンが苦手」とか「肉に赤い部分が残っているのはムリ!」とか、普通に会話しながらワイワイ盛り上がりました(笑)。

――(笑)。リリースイベントでも力をそそいだシングル『Re:Start With Yourself/歌え!コ・モ・ド・テ・ポン!』は、吉沢さんの新加入、前身「821」からの改名、レーベル移籍を経た1枚です。

カンナ 821時代からのメンバーとして、再始動で最初にいただいた曲が、共感できる箇所もたくさんある「Re:Start With Yourself」でうれしかったです。日常で何かを変えたくても後回しにしてしまうのは誰でも経験あると思いますけど、そんなときに「やってみようか」と背中を押してくれる曲ですし、大事に歌っていきたいです。

――「Re:Start With Yourself」の曲中では“2:45”頃から、朝比奈さんが英語、米倉さんがほのぼのとしたセリフ、リコさんがラップ、藤さんがコール&レスポンス、吉沢さんが韓国語で盛り上げ、竹内さんの力強いセリフで締めて<We are “Hunny Bee”>と6人で声をそろえる展開も。それぞれが担当パートのフレーズを決めたそうですね。

朝比奈エマ(以下、エマ) イギリス人の父がいるバックグラウンドもあったので、英語の歌詞をどうしても入れたかったんです。歌詞自体には“全員が自分の物語の主役”というメッセージを込めて、みなさんに“自分を貫いて頑張ってほしい”という思いが届けばと思っています。

米倉れいあ(以下、れいあ) おいしいものを食べると元気になるので、<ご飯もぐもぐよく食べよっ>のようなセリフを入れたんです。元気がないと、ご飯も食べられないじゃないですか。みなさんに元気になってほしいから、日常の大切な行動を忘れないようにって(笑)。普段からよく自炊もしていて、バランスよく好きなものを味わっています。

リコ 何で自分らしさを表現できるかを考えて、今回はラップにしようと思いました。最初はゆったりとしたテンポで作ったんですけど、スピード感を大事にするため、16ビートの高速ラップに挑戦しました。ファンのみなさんと、誰にも止められない<革命>を起こして、突き抜けていこうという強いメッセージを込めました。私自身にも言い聞かせるように、リリースイベントで披露するたびに、自信もみなぎりました。

藤ゆりな(以下、ゆりな) 個人パートで自分を一番表現できるのは何かと考えて、コール&レスポンスにしました。再始動で最初に披露する曲ですし、ファンのみなさんと一緒にかけ合いながら曲を育てていければ素敵だなと思ったんです。繰り返し<ありがとう>と伝えているのは、かけがえないファンのみなさんに伝えきれない感謝が、私の中に溢れているからです。

吉沢凛音(以下、凛音) 韓国ドラマとか、韓国が好きなので自分を表現するなら、韓国語だと思ったんです。歌詞には“人生は一度きりだし、自信を持って生きていこう”という思いを込めました。みんな違ってみんないいし、愛されるべきとも伝えたくて。ただ、韓国語の読み書きはできず、話せないので、翻訳者の方の力も借りて歌詞を作りました。

カンナ 結成メンバーでグループのまとめ役なので、メンバーの個性的セリフを締めるための歌詞を考えました。ラストに向けて<さあ、準備は整った>とエンジンをかけて、ドライブが好きな自分の色も出したかったので<ハンドル握って、アクセル全開!>としたんです。街中で歩いているとき、クルマを見て“どのメーカーで、何の車種なんだろう”と見てしまうほど、クルマも好きで(笑)。メンバーの気持ち、ファンのみなさんの気持ちを一段階上げられる歌詞ができました。