こんにちは。GANG PARADE/KiSS KiSSのキャ・ノンです。メッセージフォームにメッセージを送ってくださったみなさんありがとうございます。最近はフォームを見ることを楽しみに生活しています。わたしは本当にただただ自分の考えをつらつらと書かせてもらうだけなので、そういう考えもあるよねーくらいに見てもらえたらです。自分とは違ったり、逆にすごい同じだったり、そういう発見って何歳になっても楽しいのでね、忘れずにいたいものです。というわけで今日も、いただいたメッセージに答えていこうと思います。

Q.キャ・ノンさんは運命を信じますか?私は、例えばどんな会社に入るとかどんな日を過ごすとかは運命で決まっていて、それのための過程を歩んでいるのだと思っています。
だから全然努力しなくても上手くいく人もいればどんなに頑張っても出来ない人がいるのだと思います。
この考えのおかげでミスなどをしてもそこまで深くは落ち込まないのですが、逆にやりたくても出来ないことがあると自分はこの資格がない人間なんだ…と自分を低く評価してしまいます。

A.運命、めちゃめちゃ信じます。占いとかもすごい信じちゃうタイプです。でもわたしは未来のことではなく、起こったことに対してこういう運命だったんだなと思うことが多いです。最悪な出来事も、入った学校も、出会った人も、全部あとから運命という言葉がついてくる気がします。それはたぶん、運命だろうが大抵のことはねじ曲げることができるぞ!変えてやるんだから!っていう考えだからかもしれません。

「抗う」とはちょっと違うかもしれないけど、自分はこういう運命なんだとか、まだ見ぬことに対してあきらめを持ってしまうのはもったいない気がします。わたしは、運命だから仕方ないって思ってしまうことはあんまりないけど、上には上がいるし、才能がないからだめなんだと落ち込むことは死ぬほどあります。

何事にも向き不向きがあって、もちろん自分に向いていることをやった方が息がしやすくて、上手に生きられるのかもしれません。それでもその向き不向きが、挑戦しちゃいけない理由にはならないと思うんです。わたしはずっと、向いてないと思いながらもアイドルという仕事を続けてきました。息はしづらいし、もしかしたらもっと向いていることがあるかもしれないけれど、ここにいたいからしがみついています。

少し前のわたしも、落ちたオーディションに執着して、自分の人生すべてがもうダメなんだと思い込んでしまったりしていました。今でも同じ状況になったら、同じように喚くのかもしれないので、説得力はないですが、決まっちゃった運命に、無駄に傷つく必要はひとつもないんじゃないかなと思っています。なので、資格がないと思うことでも飛び込んでみて、ダメだったらそういう運命だったということで、で片付けちゃってもいい気がします。運命という言葉を「決まった道」ではなく「逃げ道」として考えてみてもいいんじゃないかなってわたしは思います。

キャ・ノンへのメッセージ・ご意見・ご要望・お悩み相談などはこちらから!
https://forms.gle/mFHyaA8c7bxTGx4v5

過去の連載記事はこちら
https://strmweb.jp/tag/ca_non_regular/

キャ・ノン

「みんなの遊び場」をコンセプトに活動する11人組アイドルグループGANG PARADEのメンバー。また、「KiSSをあなたにお届けchu!♡」をキャッチコピーに活動するWACK初の王道5人組アイドルグループ『KiSS KiSS』のメンバーの一人でもある。ライブ好きで、苦手なことや、できないことは出来るようになればいいというタフでロックな精神の持ち主。2024年5月31日より自分自身のライブレポートなどを綴った『アイドルリアル備忘録』をSTREAMにて連載中。