女性7人組ダンス&ボーカルグループ・MISS MERCY(読み:ミスマーシー)が、8月18日(金)にグループ初となるワンマンライブを開催した。
MISS MERCYは、“GIRLS NEW ERA”(新時代の女の子たち)をコンセプトに2018年からプロジェクトが始動。アイドル、俳優、モデルなど芸能界の様々なジャンルで活躍できるようなグループを目指し、約4年間にわたるボーカル、ダンスレッスンを経て2022年3月にデビューした7人組のダンス&ガールズグループ。デビュー曲となった「Cinderella」は、Da-iCEのパフォーマー・工藤大輝氏が作詞・作曲を手がけている。
MISS MERCY初のワンマンライブとして行われた本ライブは、最新曲の「Summer Rays」で幕を開けた。リードボーカルを務めるCOCONAのロングトーンとともに、夏らしい爽やかな楽曲にあわせメンバーがステージに登場し、YUKIの「今日は来てくださりありがとうございます。みなさん盛り上がっていきましょう!」の掛け声でパフォーマンスが始まると、この日のライブを心待ちにしていたファンからは大きな歓声が上がった。1曲目の興奮も冷めやらぬまま、続けて「Catch me!」(4thシングル/23年5月発売)を披露。観客のボルテージはより一層高まっていった。
最初のMCでは、YUKIを中心にこの日の意気込みを口にしていく。SHUKAは「気合が入りすぎてネイルを『MISS MERCY』にしてきました。手先まで気合十分です。」続けて「今年の夏は初めて野外フェスにも出させてもらったので、その経験を生かして、今持っている力を全部出し切ります。」と話すと、IONも「いつもは目覚まし時計をセットしないと起きられないけれど、今日は目覚まし時計が鳴る前に起きました。」と同じく気合十分の様子。SARAとCOCONAは「ライブが決まってからこの日をずっと楽しみにしていました。みんなでたくさん練習して準備してきたので、また違った私たちをお見せできると思います。」と話し、MIYUは「緊張しすぎて昨日は全然寝られなかったです。でも今日はやる気が120パーセントです!」と意気込む。RINAは「今日は気合を入れようと思って、朝からカツ丼を食べてきました。皆さんに幸せを届ける準備はバッチリです。」と話し、YUKIも「こんなにたくさんのお客さんが来てくださって、7人全員でこのステージに立てたことがとてもうれしいです。今日は皆さんに感動を届けられるステージにしたいと思っています。」と各々が初のワンマンライブを迎えての率直な意気込みを語った。
そしてRINAから「次は私たちの今を歌詞にした曲」と紹介されライブが再開。「Jasmine」(3rdシングル/22年9月発売)を披露すると、1曲目、2曲目とは打って変わり、観客はメンバーの歌声に聞き入り、会場はしっとりとした雰囲気に包まれた。続けて披露したのは事務所の先輩、ももいろクローバーZの楽曲「走れ!」。まさかの選曲に観客は驚きつつも、一転して本家さながらのコール&レスポンスで会場は大いに盛り上がった。グループとして初めてアーティストの楽曲をカバーしたことについて、SHUKAは「最初にカバーしたのが、ももいろクローバーZさんの『走れ!』で本当に楽しかった。」と語ると、YUKIも「練習もリハーサルもずっと盛り上がっていた。」と興奮冷めやらぬ様子。
続いて「SHUKA presents dance number」と称して、グループのダンス担当・SHUKAが振付から照明、構成までをプロデュースしたダンスセクションに。RINA&SARA&MIYU/COCONA&YUKI/SHUKA&IONの3組に分かれ、海外アーティストの楽曲に合わせてそれぞれダンスを披露した。プロデュースしたSHUKAが「メンバーの組み合わせだったり、構成だったり、曲順も一歩も譲れないくらいこだわりました。こんなに長い振付をつくったことはなかったけれど、メンバーそれぞれに合う振付を考えました」とこだわりを話すも、いずれの楽曲も練習はハードだったようで、YUKIは「練習がスパルタで…(笑)。はじめにSHUKAから見本のダンスを見せてもらったときに、できない…どうしようと思っていた。」とぶっちゃけると、会場からは大きな笑い声が起こっていた。それでもこの日のために練習を積み重ね、3組いずれも観客を魅了する見事なパフォーマンスを披露していた。
そしてライブは最終盤に。RINAから「今回のライブタイトルにもなっている『GIRLS NEW ERA』の意味のように新時代を築いていけるグループになる」という宣言後、この日初披露となった新曲「Identify, ME」と「Belle」(2ndシングル/22年5月発売)を続けて披露。さらに「デビュー前からずっと大事にしてきた楽曲」とRINAが紹介し、デビュー曲の「Cinderella」(22年3月発売)を披露すると、会場からはこの日一番の大きな歓声が上がり、ライブ本編を締めくくった。
アンコールではTシャツ姿に着替えたメンバーが登場し、「Summer Rays」を改めて披露。観客の声援もいちだんと大きく鳴り響き、メンバーも呼応するように笑顔を振りまきながら、会場の盛り上がりも最高潮にまで達し、グループとして初のワンマンライブは大盛況のうちに幕を閉じた。
MISS MERCY
「GIRLS NEW ERA」(新時代の女の子たち)をコンセプトに2018年からプロジェクトが始動。約4年間にわたるボーカル、ダンスレッスンを経て、2022年3月にDa-iCEのパフォーマー工藤大輝氏が作詞・作曲を手掛けた配信シングル「Cinderella」にてデビュー。
メンバーには、女性ファッション誌「non-no」のモデルとしても活躍し、出演映画「少女は卒業しない」が現在公開中のRINA(小宮山莉渚)や、2020年に大塚製薬「ポカリスエット」のCMでヒロインに抜擢され、CMや映画など多分野で活躍するYUKI(汐谷友希)など、個人での活動も注目される若手女優やモデルが集まっている。
グループ名のMISS MERCYには“人の苦しみを取り除き、愛情を注ぐ”という意味が込められている。