小学校ではじめたダンスでメイクやヘアアレンジを工夫し「見せ方」を研究するように
――ここからは、キャリアのお話を。初めに、幼少期の思い出を伺えれば。
ぴょな 2人兄妹で5歳上のお兄ちゃんがいたせいか、男勝りの活発な子でした(笑)。外ではギャーギャー騒いで走り回ったり、砂遊びで泥だらけになったり。高いところによじ登ったり、女の子っぽくなかったと思います。親戚にも男の子が多くお兄ちゃんたちに囲まれていた感じでしたし、同級生の男子とカードゲームでも遊んでいました。でも、小学校中学年の頃からはリカちゃん人形で遊ぶようになり、ニンテンドーDSで女の子っぽいゲームもプレイするようになりました。
――だんだん、変わっていったんですね。
ぴょな そうですね。ファッションが好きだったので友だちとかわいい洋服を交換して、オシャレにこだわっていました。当時から髪は染めていて、ピンクや紫のトップスにショートパンツを合わせて、ニーハイソックを履いたり、他の子とは違う派手な感じだったと思います。ヘアアレンジにもこだわっていたし、けっこうませた子でした(笑)。
――10代になってからは何か、力を入れていたこともありますか?
ぴょな 小学5年生からダンスを習っていて、発表会のために自分でメイクを考えていたんです。当時から見せ方を考えていたので、今、自分に一番合うメイクができるのは経験が役立っていると思います。ヘアスタイルもですし、色々とできるようになったのはそのおかげです。幼いながらも「自分でやったんだよ」と言って、みんなに「すごいね」と言われるのもうれしかったですし、現在の仕事につながっています。
――その後、Instergramでの投稿をきっかけにインフルエンサーとなり、2022年4月に『小悪魔ageha』の専属モデルになったと。
ぴょな 10代後半にアパレル店員で働いていて、Instergramでたまたま載せた自撮り写真がバズったんです。200人いたフォロワーさんが、翌日には1000人に増えたので「えっ!?」と思って。その日をきっかけに、たくさんの方に注目していただけるようになりました。
――2023年8月時点で、フォロワー数39万人超を誇るほどに。一方、モデル活動のきっかけは?
ぴょな それこそ『小悪魔ageha』のお話をありがたいことにいただき「やる!」と決めて。モデルとしてアパレル関連のお仕事もいただけるようになり、活動の幅が広がりました。