まだ見ぬ可能性や、この先に続く無限の可能性を提示したホールツアー「∞~INFINITY~」
――新作『INFINITY TAPE』というタイトルには、どういう意味が込められているのでしょうか。
古川毅(以下、古川) 今年5月から7月に開催したLIVE TOUR 2023「∞~INFINITY~」で披露した新曲6曲が収録されています。「∞~INFINITY~」というホールツアーのタイトルを考えてくれたのは颯だったんですけど、そのときの足跡をしっかりと閉じ込めたいという思いを込めて、僕が提案させていただきました。
――どういう意図でホールツアーのタイトルを「∞~INFINITY~」にしたんですか。
飯島颯(以下、飯島) 派生ユニットのファイヤードラゴン、サンダードラゴンとは違った組み合わせでのパフォーマンスを一つの見せどころとして考えていたので、自分たちのまだ見ぬ可能性や、この先に続く無限の可能性というものをBLUE(※ファンの総称)の皆さんに提示できるライブになればいいなという思いを込めて、「∞~INFINITY~」というタイトルが思いつきました。そこから「SAWAGE!!!!」や「maybe it’s you」など、それぞれの新しい色が出た楽曲が生まれて、『INFINITY TAPE』に結実しました。
――1曲目の「Reach the sky」は、どのように生まれたのでしょうか。
ジャン海渡(以下、ジャン) 楽曲を制作するにあたっての会議で、いろいろ楽曲の方向性だったり、「今こういう楽曲が欲しいよね」だったりを話すんですけど、ライブでBLUEの皆さんと一緒に声を出しつつタオルを振り回して楽しめる楽曲が欲しいよねという話になって。今までSUPER★DRAGONが挑戦してこなかったジャンルでやろうと。トラックの遊び方もハイパーポップの要素など、最新の流行も取り入れた面白いサウンドになっていて。ライブでやるたびに盛り上がりを実感しますし、SUPER★DRAGONにとって新しい武器になりました。
志村玲於(以下、志村) 何度もライブで披露しているんですが、ゴリゴリにタオルを振るというよりも、包み込まれるような一体感が生まれる楽曲です。
――2曲目の「Bad Bitter Honey」はサンダードラゴン(伊藤壮吾・田中洸希・池田彪馬・松村和哉・柴崎楽)の楽曲です。
松村和哉(以下、松村) サンダードラゴンにとって2019年以来の新曲なんですけど、4年前は5人とも中学生・高校生だったんですが、今年3月で全員が高校を卒業して、成人になって、子供の恋愛から大人の恋愛に変化していく楽曲になっています。
――3曲目の「Aim So High」はファイヤードラゴン(志村玲於・古川毅・ジャン海渡・飯島颯)の楽曲です。
古川 サンダーと一緒で2019年以来の新曲になるんですけど、ファイヤードラゴンも新しい武器が欲しいよねということで、ジャンと二人で話して。制作にも僕とジャンが携わらせてもらってます。2000年代初期のダンスミュージックっぽいテイストがリファレンスになっていたりして、そのリバイバル感と新しさが、めまぐるしく展開する楽曲です。