苦しんだ5年間から一転、フォロワー数が急増する展開に怖さも

――今年で結成5周年ということなので、この5年間という括りで振り返ってみると、いかがでしょうか?

愛来 すごく言いにくいんですけど、5年でここまでか…っていう気持ちも正直あります。自分が思い描いていた芸能界のイメージとは違っていたので、すごく苦しい5年だったなって思います。

――でも、皆さんが軸をぶらさずに続けてきたからこそ、今年のブレイクに繋がったのではないでしょうか?

愛来 そうですね。私は事務所に入って13年目で、芸能界では「下積みが大事」って言葉をよく聞きますけど、本当にそうなんだなって感じています。頑張って上手くいかなくても、諦めないことが大事、止めないことが大事なんだなって。今も「下積みが大事」っていう言葉がすごく心に響いています。

――ご自身から見て、結成5周年を迎えた今のAMEFURASSHIの魅力はどんなところにあると思いますか?

愛来 「クール&スタイリッシュ」っていうテーマがあるので、やっぱり、カッコいいグループなんじゃないかなって思います。でも、カッコいいだけじゃない、可愛いだけじゃない、曲のジャンルもJ-POPでもK-POPでもない、新しいスタイルを作り出せるアイドルになりたいなっていう気持ちもあります。

――歌やダンスのパフォーマンスとMCのギャップも魅力だと言われることも多いと思いますが、その辺り、何か意識している部分ってあるのですか?

愛来 何も意識していないと思います(笑)。意識してないからこそのあのMCなんだって思います。私達は結構人見知りが揃っていて、実は内気な人ばっかりなんです。ちゃんと考えれば考えるほど、縮こまっちゃう部分もあるので、逆に、何も考えない方がMCとかはいいんだろうなと思います。

――今年バズったことによる変化は何かありましたか?

愛来 やっぱり、SNSですね。1週間で何万人もフォロワーが増えたりしたのは、ちょっと怖かったところもありました。それまで、フォロワーがすごく多かったわけでもないので、これからは、より慎重に発言とか行動をしないといけないなって、感じるようになりました。

――怖さを感じるというのは、かなりリアルですね。

愛来 ビックリとかそういうレベルじゃないというか…。通知が見たことない数字なんです。TikTokを開くたびに何千人と増えていて、それが毎回だったので、流石にちょっと怖いと思ったりもしました。