7人体制は「未完成」から「完成」への第1歩。メンバーそれぞれが加入した背景

――6人体制から7人体制となっての変化は、いかがでしょうか?

早藤 (橋本)珠里の加入で、曲のタイトルにもある「未完成」から少し「完成」に近づいたかなと思います。やっと7人揃っての活動がはじまって、アイドルとして1歩前進できました。

黒瀬梨花(以下、黒瀬) アイドル経験者は(西村)瑠香だけでしたし、レコーディングにミュージックビデオ撮影と、初めての経験がたくさんあったので、分からないことだらけでした。でも、みんなで助け合って作り上げてきたし、これから大きなステージに立って続けていく中で、協力して励まし合いながら活動できるのは幸せだなと思ってます。

――7人目のメンバーである橋本さんは、新加入時に特別な思いもあったのでしょうか?

橋本珠里(以下、橋本) お披露目まで1ヶ月に満たないほどで加入したので忙しく、他のメンバーと違いアイドル経験が全然なかったので、追いつけるか心配でした。お披露目までにちゃんと間に合って、ファンのみなさんを前にパフォーマンスできてひと安心でした。

――橋本さんに限らず、みなさんオーディションを経てグループへ加入しました。オーディションを受けたきっかけや加入後の変化などは?

黒瀬 小さい頃からアイドルさんも、歌って踊るのも大好きでしたけど、私に「アイドルなんてできるのかな」と思って、勇気を出せずライブなどを見ているだけだったんです。でも、将来の進路を決めるタイミングで「アイドル1本で頑張ろう」と思い立ちオーディションを受けて、今は、人生をかけて「新生ラストアイドルとしてファンのみなさんに笑顔を届けられるように」と思ってます。

園田 小学校時代からアイドル好きで、ずっと憧れていたんです。加入後、北海道から上京して楽しいことや辛いこともあったんですけど、ライブでステージに立つのが楽しくて、お披露目では「頑張ってきてよかったな」と思いました。上京後は家族に会えないのも、実家の猫に会えないのもちょっと寂しくて…。ペットモニターの映像を見てます(笑)。

西村 元々、所属していたアイドルグループが解散してしまい「もっとこうした方がよかったな」と、後悔が残っていたので「もう一度努力して、挑戦したい」と思ったんです。以前のグループに本気で向き合っていたかと聞かれても自信を持てなかったし、このグループのオーディションを受けた時期は同世代が就職活動をしていたので、悩みはしました。でも、親が背中を押してくれて「もう一度」と踏み切れました。

橋本 ダンスが好きなので加入前は「ダンスに関わるお仕事がしたい」と思っていたんです。そんなときにふとテレビでアイドルさんを見て「ダンスにも、同じくらい好きな音楽にも関われる」と知って、目指しました。ダンスだけではなく、歌や表情も必要と今は感じていて、頑張っていきたいと思ってます。元々、ダンススクールに通っていた経験は、振り入れで役立ってます。

早藤 幼少期からアイドルグループさんを応援していて、中学校入学後に同世代の方々が活動しているのを見て「自分もなりたい」と思ったんです。でも実際、オーディションを受けはじめたのは高校時代でした。コロナ禍でオーディションが行われていなかったので、憧れのままだったんです。コロナ禍が落ち着き、新生ラストアイドルに合格してようやく「アイドルになりたい」という夢が叶い、メンバーに会えたのもうれしいです。

古松 (コロナ禍の)自粛期間中にオーディション番組などを見て、アイドルが「いいな」と思ったんです。元々、中学3年生までミュージカル経験もありました。でも、ミュージカルは誰かになりきるもので、自分自身をステージで表現したくなり、オーディション番組で同世代の子たちがキラキラしているのを見て「アイドルになりたい」と思ったんです。ステージに立ち、スポットライトを浴びながらペンライトがキラキラする光景を見るたびに「アイドルって素敵」と思います。

吉原琉音(以下、吉原) アイドルさんに興味を持ったのは、オーディションを受ける直前でした。新生ラストアイドルの広告をSNSで見つけて「自分もなれるかな」となぜか直感して、挑戦したんです。幼い頃から美容師さん、看護師さんと将来の夢が色々あったんですけど、広告を見て「キラキラしてる」と思ったんです。挑戦したのは間違っていなかったし、楽しいです。