12ヶ月連続の新曲配信リリースを経て「人生は何が起きるか分からない」と実感

――本日着用の衣装は、1stソロアルバム『colorS』のジャケットでも使用しています。

玉井詩織(以下、玉井) ピンクの衣装が新鮮(笑)。ソロならではですね。アルバムのテーマが「色」なので、いろいろなカラーがある象徴としてジャケットには花もあしらっていただいて、素敵な仕上がりになりました。

――ソロアルバムの原点は、2023年にあった12ヶ月連続で新曲を配信リリースしたプロジェクト「12 Colors」でした。

玉井 自分がソロアルバムを出せるとは思っていなかったし、育ててきた作品がたくさん詰まった1枚を残せるのはうれしいです。ももクロのメンバーの中ではソロ曲が少なくて、2曲しかなかったんです。でも、昨年の12ヶ月連続配信リリースで一気にソロ曲が増えて、人生は何が起きるか分からないなって。ソロアルバムはぜいたくなお話でしたし、憧れというより想定外でした。

――前例のないプロジェクトを振り返っていかがでしょう?

玉井 最初は楽しかったんですけど、日が経つにつれて「大丈夫かな?」と心配もあったんです。12ヶ月連続で新曲をリリースするとなると、1ヶ月が早いんです。毎月20日が配信日だったので、月イチペースでレコーディングを繰り返して、時間に追われていたし「月日の流れは早いなぁ」としみじみ感じていました。

――グループでの活動とは違ったのものがあったのかなと思います。

玉井 ももクロではメンバー参加の打ち合わせはありますが、ソロと比べると自分が発信するのはそれほど多くないです。ソロでは自分から動かなければいけない場面が多いし、発言の責任感も違います。自分の発言に周囲の方々がついてきてくださるのはドキドキでしたけど、楽しかったです。