表現力の成長を感じさせる2ndミニアルバム『Turn Up』

――7月にリリースした2ndミニアルバム『Turn Up』はバラエティ豊かな内容になっていて、みなさんの成長を感じさせますが、1曲ずつ聴きどころをお聞かせください。

COCONA 「Welcome To The Show」はクールとポップの融合をコンセプトにしたかっこいい曲です。今までの楽曲とは違った一面をお見せできる曲で、挑戦したい路線でもあったので、最初にデモを聴いたときは感動しました。歌声で魅せるために、いろんなアーティストさんの楽曲を聴いて、自分なりに勉強しました。Ruuさんに振り付けをしていただいたのですが、すごくキャッチーなダンスになっているので、ぜひライブで注目していただきたいです。

RINA 「UNSTOPPABLE」はMISS MERCYにとって初めてユーロビートを取り入れた楽曲で、どこか懐かしさもありながら、現代風にアップデートされていて。そこに自分たちの良さをプラスできたらいいなと思いながら練習しました。ライブで盛り上がっていただけるように、皆さんがコールできるパートを公式YouTubeで紹介させていただいています。8月12日の3rdワンマンライブで一緒にやっていただけるとうれしいです。

YUKI 「Identify, ME」は、昨年3月にTGCのオープニングアクトとして出させていただいたときに、前奏のインストの部分をSEとして使ったのですが、それが一つの楽曲になった曲です。歌詞に“field”というフレーズが何度も出て来るんですが、この言葉には女性が戦いに行く場所みたいな意味があるんです。2ndワンマンライブでは1曲目に披露したんですが、みんなで気持ちを切り替えて、新たなスタートを切るという曲になっています。

SHUKA ダンスは滑らかな動きが多くて、他の曲とはニュアンスが違うので苦戦しました。バキバキに踊る「UNSTOPPABLE」とは対照的ですね。

RINA 抜くところは抜くというのが難しいんですよね。

COCONA 体のラインの見せ方も意識して踊っています。

ION 「Gravity」はR&Bっぽい落ち着いたメロウな曲調に、メッセージ性のある歌詞がすごく合うんです。ウィスパーボイスやエッジボイスを交えた歌い方が私たちにとってチャレンジでした。

SHUKA パフォーマンス面で言うと、たとえば「Identify, ME」は滑らかさの中にも強弱があって、強いところは強いんです。それに対して「Gravity」はメロウな曲調なので、全体的に滑らかな動きで、上半身と下半身の差をしっかり見せるなど、シルエットが難しかったです。サビは全員が真ん中に集まってピラミッドを作るんですが、それぞれ身長の高さが違うので、高さを合わせるために、たくさん練習をしました。

――「HIGHWAY」もライブ映えする曲ですね。

SHUKA この曲もユーロビート調で、「UNSTOPPABLE」のように、ライブに欠かせない曲になるはずです。この曲もRuuさんが振り付けをしてくださったのですが、私たちのパフォーマンスを通して皆さんに元気を届けられたらなと思います。

MIYU 「STARGLOWS」は明るい曲調で、私たちとファンの方と一緒に明るい未来を築いていこうという歌詞になっています。振り付けは「UNSTOPPABLE」も担当してくださったTERUさんで、歌詞に沿った動きが特徴です。私が一番好きなところは“夢を見た”という歌詞のところで、みんなで目をつぶるおやすみポーズです。

――今回の衣装はどういうところがポイントですか。

SARA  MISS MERCY初のデニム衣装で、黒とデニムをメインに組み合わせているんですが、それぞれデザインやアクセサリーが違っていて、メンバーの個性が活かされています。

MIYU いつもはヒールが多いんですけど、今回は厚底靴やブーツで動きやすいので、ダンスの迫力も増しているはずです。