結成4年目“グループの現体制”の想いが濃く刻まれた収録曲「夢中飛行論」
――最新シングル収録の「夢中飛行論」は衛星とカラテアらしく王道で、流れるようなリズムが特徴の青春を感じさせる1曲です。
久木田 この作品では歌詞を数回、作り直してくださったんです。(2021年7月結成の)グループは4年目で何度も形を変えながら、思うように活動できなかった時期も乗り越えて、今の形が確立されるまでの物語のような曲になりました。歌詞のフレーズが今いる1人ひとりに当てはまっていますし、歌割りもファンのみなさんに共感していただけるようになっていると思うので、夢中で駆け抜けていくる私たちを感じとっていただけるならうれしいです。
――久木田さんは唯一、結成当時から在籍する“癒やし系リーダー”ですね。
久木田 4年目となって、勝負の年だと思っているんです。この夏にかけていますし、シングルの曲たちと「どこまで行けるか」と熱意をもって、取り組んでいます。
――春瀬さんは、2022年1月に加入しました。
春瀬 なぁたん(久木田)が結成からずっと背負ってきたものを私たちが壊さず、新たに「守っていくぞ」と決意する曲が「夢中飛行論」だと思うんです。グループの形が変わるにつれての挫折もあったし、壁にぶつかったときは、何度もなぁたんと語り合ってきました。(2023年3月の)新メンバー加入の3人も、たくさんある曲を覚えるのも大変だったとは思いますけど、今こうしてついてきてくれたのは感謝しています。この勢いに乗って、力を合わせて右肩上がりに昇っていきたいです。
白咲くるみ(以下、白咲) 私たち3人も、いつまでも2人に引っ張ってもらうだけではダメだし、ずっと支えられるのではなく、支えられる人になりたいです。誰1人、グループにとって欠けてはいけない存在だから。
波澄しずく(以下、波澄) 1人ひとりの存在感がもっと強くなれば、“カラテア”がもっと大きくなるんじゃないかと思っています。苦手なものもプラスに代えられるように、グループに全力をそそぎたいです。
――それぞれの強い思いも乗る「夢中飛行論」のMVは、水平線を眺める高台での撮影があるなど、スケールの大きさを感じさせる作品となっています。
久木田 ドローンを使っての撮影は珍しく、壮大でした。沖縄の開放感あるロケ地で、ドローンすれすれで飛行機が飛んでいるように見えたほど、空が近かったんです。タイトルのように、私たちも飛び立てると思いました。
――9月からは、新曲披露も期待される全国10都市で開催の全国ツアーもスタートします。
久木田 開催地が前回の倍になって、ほとんどが初めて行く場所なんです。「初めまして」で“カラテア”と共に歩んでくださる方々と出会いたいですし、大成功させて、来年にまた繋げていきたいと思っています。新曲と一緒にツアーを駆け抜けて、ファイナルではSpotify O-EASTの客席をいっぱいにしたいです。
日南 個人的には出身地の長崎に、全国ツアーで行けるのも楽しみです。他のメンバーの出身地も巡れるし、ワクワクしています!