新曲はパンツスタイルの衣装と激しいダンスにも注目
――では、ここからは新曲「告白心拍数」についてお聞きします。まずは、センターの熊崎さん、曲のタイトルを聞いた時はどんな印象でしたか？
熊崎 漢字がドンドンドンドン！って感じなので、圧が強いようにも感じたんですけど、歌詞を読んでいくと、ストレートに気持ちを伝えているというか、とにかく心拍数が高まり続けるぐらいの運命的な出会いをするという素敵な曲だなと思いました。恋愛ソングではあるんですけれど、ファンの皆さんが私達を応援してくださるきっかけもこういう感じだったんじゃないのかな？と、リンクする部分があるような気もしています。例えば、握手会もそうですし、初めて劇場公演で自分の推しメンを見つけた時とかも心拍数が上がったりすると思うんですよね。恋愛以外でも、好きなことを見つけた時には心拍数が上がると思うので、色んな方に共感してもらえる歌詞になっていると思います。
――歌詞のお話が出ましたが、菅原さん的にグッときた部分やおすすめの部分があれば教えてください。
菅原 「救急車を呼びたくなる 胸の奥が痛い 身体ではなくて（きっと）メンタル 助けを求めていたのね」という歌詞があるんですけど、そこにすごく共感しました。実は、今回のMV撮影の前まで少し体調を崩していたんです。それで、みんなに迷惑をかけたらどうしよう？とかそういう不安もたくさんあったんです。でも、メンバーやスタッフさん達が今まで通りにたくさん寄り添ってくれているのを感じられたMV撮影でした。その時に、身体じゃなくてメンタルが助けを求めていたんだなということを感じたので、自分の状況と歌詞が重なって、すごく共感しました。
――末永さん、最初に聴いた時の曲の印象はいかがでしたか？
末永 前作「愛のホログラム」はシリアスな楽曲でしたし、その前の楽曲「好きになっちゃった」も一歩を踏み出す勇気が出せなかったり、恋愛に対してガツガツいけなかったり…、そんな気持ちを描いた楽曲だったのに対して、今作はすごく曲のテンポ感が良くて、歌詞もストレートで、パフォーマンスとの相性もすごく良くて…SKE48の元気さや弾けるエネルギッシュなところをお届けできる楽曲になるなと感じました。
――初選抜の藤本さんには、是非、新衣装についてもお聞きしたいのですが、今回の衣装はいかがですか？
藤本 すごくスタイリッシュでダンスにも合っている衣装だなという印象を受けました。今までは、ずっとスカートだったので、全員がパンツスタイルというのは珍しいですし、みんなが一緒のように見えて、実は私の衣装にはアヒルのチャームが付いていたり、1人1人の衣装にこだわりがあって、アクセサリーの数とかも全然違うんです。
――パンツスタイルの衣装ということで、ダンスも激しめなのかな？と予想したのですが、そのあたりはいかがでしょうか？
佐藤 サビに「脈拍ダンス」という、脈拍を測るように片方の手首をもう片方の手で握るポーズがあるんですけど、曲の疾走感もあるのでドキドキが伝わるんじゃないかなと思います。また、頭をグリングリン振り回す振りもあって、全身を使って表現するダンスもあるので、初めて観た方に衝撃を与えるような振りにも注目して欲しいです。MV撮影後は、首がむち打ちになりそうでした（笑）。
――初選抜の藤本さんには、少し刺激が強過ぎたのではないですか？
藤本 あり得ないぐらい刺激が強過ぎました（笑）。私はダンスが苦手だったので、まさか初選抜でこんなにも激しいダンス曲が来るとは思ってもいなかったのですごく苦戦しました。あと、クールな曲でも笑ってしまうところをずっと注意されてきたので、今回は笑わないように気をつけました（笑）。
――MVの見所についても是非、熊崎さんから教えてください。
熊崎 私がドアから出てくるシーンからスタートするんですけど、それが4回繰り返されるんです。その繰り返しの中で、少しずつ変化が訪れるという状況を捉えたMVになっています。最初はメンバーがみんなバラバラなんですけど、徐々にみんなの意思がひとつになっていって、最後のシーンでは、この白の衣装で綺麗に揃ったダンス、迫力のあるダンスを披露するという流れになっています。ストーリー性のあるMVなんですけど、アイドルの誰もが経験したことがあるような内容なので、何かしら思い当たる部分があるからこそ、みんなも感情を込めやすかったんじゃないかなと思います。あと、メンバー同士が喧嘩をしていたり、言い合っていたりするシーンもあって、それこそ末永桜花ちゃんが大声を出したりもしていて…。
末永 はい。私のブチギレシーンがあります（笑）。
熊崎 そういう細かいところまで観ていただけたら嬉しいです。
――末永さん的な見所はやはりそこですか？
末永 個人的な見所はそのブチギレシーンですね。音声は使われてはいないので、是非、私が何て言ってブチギレているのか？予想してみて欲しいなと思います。
