ダンスリーダー・リコが6人の“ダンス”の特徴を解説「指や髪の使い方がそれぞれ違う」

――最新シングル収録の「歌え!コ・モ・ド・テ・ポン!」は、老若男女に体を動かすことの楽しさを感じてもらうキャンペーン「コモドなたいそうプロジェクト」のテーマソングです。

カンナ 運動をはじめるきっかけとして、この曲で“体を動かそう”と思ってもらえるならうれしいです。曲自体がポップで、振り付けでは大きな動きを意識しています。フレーズもキャッチーで、一番大事な<コ・モ・ド・テ・ポン!>はレコーディングで色んなパターンを試しました。どんな歌い方がいいかを何度も確かめながら、語尾を上げる今のパターンになったので、私たちのこだわりに注目してほしいです。

エマ 最初は<コ・モ・ド・テ・ポン!>で、語尾を下げる歌い方だったんです。結果、語尾で跳ねるような歌い方に決まって、耳に残りやすい曲になったと思います。

――実際に聴いてみると、耳にした途端、子どもたちもウキウキするような雰囲気の曲だなと思いました。

カンナ 8月21日にあった最初のリリースイベントに向けて、振り付け動画をYouTubeで先行配信したんです。ファンのみなさんが覚えてきてくださって、緊張感もあったステージから、みなさんが踊っている姿を見られてうれしかったです。私たちを知らないはずの子どもたちも、曲が流れるとワーッと寄ってきてくれて、私たちのダンスレクチャーを受けて一緒に踊ってくれました。

――かたや、個々も目立つ「Re:Start With Yourself」では、対照的なダンスを披露しています。

リコ 同じ振り付けのように見えても、身体の使い方がそれぞれ違うんです。私はダンスリーダーで、レッスンでもみんなを引っ張っていけるようにと思い、メンバーをよく見ていて。ふわふわした踊り方だったり、力強い踊り方だったり、個性が違うのでMVはメンバーの人数プラス全体で、少なくとも7回はじっくり見てほしいです(笑)。

――(笑)。ダンスリーダーのリコさんに、メンバー個々が持つダンスの特徴を伺いたいです。まず、米倉さんから。

リコ れいあは一番アイドルらしく、普段からかわいらしい雰囲気なんです。手や指先の使い方が上手で、個人パートでは顔の周りで動かす振り付けが多く、手元にも注目してほしいです。

れいあ マイクを持つと手を変に動かしてしまう癖もあって。恥ずかしかったんですけど、こう評価してもらえるとうれしいです(笑)。

――米倉さん、顔が真っ赤になっていますね(笑)。次に、竹内さんは?

リコ カンナは高身長で手足が長く、スタイルのよさを上手に活かしている印象があります。私自身は小学3年生からダンスをやっていて、経験から、高身長の子はダンスに苦戦していたイメージもあるんです。でも、手足の長さも活かして、自分を魅力的に見せる方法を理解しているのかなと思っています。

カンナ 結成初期は、目立たないように小さく踊っていたんです、でも、レッスン中に「手を抜いているように見えるから、もったいないよ」とアドバイスされて、そこから大きな動きを意識したら褒められたので、正解でした。

――パフォーマンスでも、ひときわ目を引きます。続いて、藤さんを。

リコ ゆりなは運動が得意ですし、体幹が強いので、ターンのキレがみんなと違うんです。レッスンで改善点があれば、次のレッスンでは絶対に修正してきますし、陰での努力も伝わってきます。ダンスでのゆりならしさは、ファンのみなさんにも届いているはずです。

ゆりな ダンスが苦手で、振り付けを教わってもすぐに覚えられないんです。だから、人一倍練習して、次のレッスンまでには「絶対、完璧にしていく!」と心がけています。

――努力が結果で伝わっているのは、本物の証しですね。次に、朝比奈さんは?

リコ エマは体の重心がしっかりしていて、腰を入れるウェーブのように、強弱が必要な振り付けが得意な印象があります。レッスンでは全体の映像を撮影して、修正点を見つけるために確認するんですけど、いつでもエマに目がいってしまうほどテキパキと踊っているんです。

エマ 細かいところまで、ダンスリーダーとしてしっかり見てくれているし、意識していたポイントが当たっているのでうれしいです。

――やはり、本人としても的確なんですね。続いて、吉沢さんを。

リコ 凛音ちゃんはリズミカルではずむようなダンスです。テンポの取り方が独特で、体の使い方も、グループで似た子がいない印象です。

吉沢 ダンサーっぽいダンスではなく、アイドルっぽいダンスを見せたいと意識しています。力強くも動きは軽く、髪がふわっとなびくようには踊っています。

――やわらかい動きを、意識しているんですね。最後、ここまで5人が持つダンスの特徴を解説してきた、リコさん本人は?

リコ 色んなジャンルのダンスに挑戦してきたんですけど、一番得意なのは、ヒップホップにあるダウンのリズムを取る動きのように、かっこよくてクールなダンスだったんです。でも、HUNNY BEEのダンスは新たな挑戦で、きれいに見える角度やかわいく見える動きを模索中です。髪の使い方は意識していて、みんなから吸収して、学んでいる最中です。