他のアイドルにはない今の高嶺のなでしこの強み | 高嶺のなでしこ「この10人だからこそ出せる色がある。これからも1人1人が個性を出せるようなグループを作り続けたい」INTERVIEW

他のアイドルにはない今の高嶺のなでしこの強み

――そんな両極端な2曲が両A面シングルとして、CDでリリースされるというのは特別な思いがあるのではないでしょうか？

籾山　シングル楽曲というのはとてもエモい曲だったり、かっこいい曲だったり、HoneyWorksさんが思い描くたかねこ像が伝わってきてとても嬉しいです。今回の2曲にもそうしたメッセージが込められていると感じています。あとは、シングルを出せるということは本当に当たり前のことではないと思うので、店頭に自分達の顔が飾られることはとても嬉しいです。ファンの皆さんにもたくさん手に取っていただきたいなと思います。「Iʼ M YOUR IDOL」でのアイドルの儚さと「アドレナリンゲーム」での強さ、この2曲のギャップを1枚で感じてほしいです。

――結成3年目を迎えた今のたかねこの強さや魅力は、どんなところにあると感じていますか？

城月　最近特にメンバーが一致団結して気持ちがひとつになってきていると感じています。この10人だからこそ出せるステージでの色があると思いますし、年々成長し続けている今のたかねこの姿をもっともっとたくさんの方に見て、知っていただきたいと思っています。

東山　本当に個性豊かなメンバーばかりなので、初めて知ってくださった方にもきっと“推し”が見つかるグループなんじゃないかなと思っています。有名な楽曲もたくさんカバーさせていただいていますので、フェスに出演した際には「この曲知ってる」と言って足を止めてくださる方もいますし、SNSなどで「曲が耳に残ったのでライブを観に来ました」と言ってくださる方もいます。そんな楽曲も魅力のひとつなんじゃないかなと思っています。

籾山　かっこいいもかわいいも両方表現できるアイドルだなと思っています。メンバーカラーの衣装を着たアイドルグループが多い中、全員が全く同じ衣装といのは珍しいと思うんですけど、それが逆にたかねこの良さだなと思っています。あとは、メンバー同士がそれぞれの個性を分かり合っていますし、それをファンの皆さんも理解してくれていて、スタッフさんも含めてみんながメンバー1人1人の個性を理解してくれているのが、高嶺のなでしこの強さだなと思います。

――では、そんなたかねこのグループとしての今の目標を挙げるとしたら何でしょうか？

籾山　私達は結成当初から“武道館に立つ”ことを目標にしているんですけど、次のライブが国立代々木競技場第二体育館ということで、とても期待していただいているんじゃないかなと思っています。皆さんの期待に応えられるように満員を目指してがんばりたいですし、その先はさらに大きいライブ会場を目指していきたいなと思っています。あと、最近思うことは、たくさんのアイドルがいる中で高嶺のなでしこを見つけていただけて本当に幸せだなと思っていますし、やっぱり色んなアイドルさんがいるので「もっとこうしなきゃ」とか欲が出てきちゃうんですけど、この10人でしか出せない色が絶対あると思いますし、たかねこはたかねこだと思うので、これからも私達のペースで少しずつレベルアップできるようにがんばっていきたいと思っています。

――今、グループとしての目標を聞きましたので、最後に、お1人ずつ今後の夢や目標を聞かせてください。

東山　私は＝LOVEの野口衣織さんに憧れてアイドルになったんですけど、歌詞に感情を込めて歌っている野口さんの姿が大好きなので、そんな憧れの姿に少しでも近付けるようにがんばりたいなと思っています。私もHoneyWorksさんの楽曲の世界を素敵な形で皆さんに届けられるように、歌もダンスもスキルアップしていけたらいいなと思っています。

城月　みんなで武道館に行けるように、ひとつひとつのライブを丁寧に無駄にしないように、これからも1人でも多くファンになってもらえるように、歌やダンスなどパフォーマンス面でももっともっと努力して成長していきたいですし、アイドルとして人としても成長できるように…（しばらく考えてから）もっと頭を使っていきたいと思います。はい、がんばります。

籾山・東山　（笑）。

――最後どうまとめるのかなと思いました（笑）。ありがとうございます。では、最後はキャプテンの籾山さん、お願いします。

籾山　私の憧れの人は鈴木愛理さんなので、鈴木愛理さんのようにオールラウンダーでありたいなと思っています。最近はたかねこの活動の中で、振り付けをさせていただく機会が増えたので、これからも新しいことにも挑戦していきたいですし、地元の栃木県でMUSIC VIDEOを撮影したいという夢もあります。キャプテンとしては、これからも1人1人が個性を出せるようなグループを作り続けたいなと思っています。

城月　（大きくうなずいて）うん。

一同　（笑）。

――城月さん、思わずうなずいちゃいましたね。

城月　さすがキャプテン、大共感だなぁと思ったら、声が出てしまいました（笑）。

PHOTOGRAPHER：TOMO TAMURA,INTERVIEWER：ATSUSHI OINUMA,HAIR&MAKE：アムネダット株式会社