おうちで最上級に好きなアサイーボウルを作ることにハマっている

──この世界に入る前からお芝居に興味はありましたか。

谷 日常的にドラマを見る世代だったので、小学生の頃からいろんなドラマを観ていて、演技に憧れはありました。ただ、この世界に入ってからも自分に演技ができると思っていなかったので、避けていたところもあったんです。それに大学時代は「世界の果てまでイッテQ!」に呼んでいただけるようになって、お芝居をする余裕もありませんでした。

──お芝居をやろうと思ったきっかけはいつ頃ですか。

谷 ずっとやりたいとは思っていたんですが、ちょっと怖かったのもありますし、『ViVi』の専属モデルとバラエティーを同時期に始めて、違うジャンルを両立する難しさも分かっていたんです。そこで演技の勉強も始めたら、大学もあるし、全てが中途半端になってしまう気がしたんですよね。だから一旦モデルとバラエティーに絞っていました。その後、ちょうど演技への興味が増した頃に俳優のお仕事をさせていただいて、良いタイミングで始められました。

──実際にお芝居をやってみていかがでしたか?

谷 予想通り、それまで経験したお仕事とは全然違う世界だったので視野が広がりました。バラエティーもベースは自分ですけど、状況に応じてギアが上げたりするので、ある意味で演じている部分があるんです。作っていないんだけど作っているみたいな。だけど演技は違う人になりきって、セリフを噛み砕きながら演じていくのが新鮮で。演技は台本があるから事前に作戦を立てることができますし、ある程度準備をしていって、現場で作っていくところにやりがいを感じますね。

──バラエティーは出たとこ勝負のところもありますしね。

谷 バラエティーは台本もその日に渡されることがほとんどですし、番組によっては事前アンケートがあるとはいえ、その場で台本も変わってくるので本番勝負、瞬発力が必要になってくるんです。

──今回の「つづ井さん」のようにコミカルな掛け合いの多い作品だとバラエティー経験が生きるのではないでしょうか。

谷 セリフを言うタイミングや間はバラエティー経験を生かせましたし、それぞれの演技プランを尊重しつつ、私から「こうやって少し間を開けたら面白いんじゃない?」と提案させていただくこともありました。

──最後に今ハマっていることを教えてください。

谷 アサイーボウルです。いろんなお店で食べるのも好きなんですが、お店によって入っているフルーツも違うし、アサイーのペーストも、かかっているハニーやシロップも違うので、自分の好きなものを各ショップで集めて、おうちで最上級に好きなアサイーボウルを作ることにハマっています。お店よりも自分の中でベストなアサイーボウルを作れました!

──完全にオタクですね(笑)。

谷 それを毎日食べていても幸せと思えるので、そういう意味でもオタクです(笑)。

Information

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「つづ井さん」
木曜深夜 0 時 59 分〜
放送局:読売テレビ「ドラマ DiVE」ほか
TVer での見逃し配信もあります!

原作:つづ井 「まるごと 腐女子のつづ井さん」(文春文庫)/「裸一貫! つづ井さん」(文藝春秋)
脚本:竹村武司
監督:高橋名月(1・2・3・4 話)、のむらなお(5・6・7・9 話)、安村栄美(8・10・11・12 話)
出演:藤間爽子 桜井玲香 谷まりあ 北村優衣 木竜麻生
製作:ytv/murmur/HIKE
プロダクション:murmur
©つづ井/文藝春秋/「つづ井さん」製作委員会

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谷まりあ

1995年7月28日生まれ。東京都出身。2016年よりファッション誌の専属モデルとして活動し、その後多数の雑誌に出演。また、日本テレビ「世界の果てまでイッテQ」にて出川ガールズとして出演している他、多数のバラエティー番組に出演。2025年1月24日スタートのドラマ「僕のあざとい元カノ from あざとくて何が悪いの?」(テレビ朝日)で藤原丈一郎、加藤史帆と共にトリプル主演を務める。モデル、タレント、女優とマルチに活躍し、instagramは354万人超えのフォロワー数があり、 スタイルアイコンとして年代や国籍を問わず支持されている。

PHOTOGRAPHER:TOSHIMASA TAKEDA,INTERVIEWER:TAKAHIRO IGUCHI