仕事とアイドルとワンマンライブと
そしてここから後半戦突入。「まだまだ行けますかー!」の煽りに「イエーイ!」とファンが応え後半戦がスタート。
後半1曲目は「ツキヨミ」。ここまでの可愛い感じとは曲も振り付けも違い、大人っぽい色気のある感じを演出。客席全員が見入ってしまう。打って変わって2曲目は王道系アイドルソング「刹那的summer」。先ほどの大人っぽさから一転、一気にアイドルソングとなる。「ワンマンライブラストスパートまだまだ声出していくよー」の煽りからMIX、コールが舞う。この曲ではガチ恋口上がありファンたちは各々推しの名前を全力で叫んでいた。
3曲目は前半でも披露した「運命オリジナリスト」。『ココロの叫びよ響け』スクリーンに映し出される歌詞の通りメンバーが気迫のこめ歌い上げる。この曲は最初に歌い、2回目の披露となるがまったく違った盛り上がりをみせたのがワンマンライブならではの面白さだろう。
3曲歌い上げたところで終わりを告げるMCとなった。ステージにはこの日のメンバー14人が横一列に並ぶ。メインMCのみさは「楽しい時間はあっという間でこれで最後のMCなんです。寂しいよね」と話すとメンバー、会場からも同時に「えーー!」と残念な声が漏れた。この日の感想を求められたメンバーのきょめは「みなさんお仕事とか学校とかつらいことがあると思うけど今日みたいに楽しいことのためにみんなが頑張ろうと思ってもらえたら嬉しいです」と感謝を述べる。
星愛もえかは「色々大変なこともあったけどワンマンライブをメンバーで作り上げてきて嬉しかったし、楽しかったです!」と最年少の16歳らしい素直な感想を語ってくれた。名残惜しさを残しつつ、最後の挨拶へ。「以上、私たちアイドリストでした。ありがとうございました」とメンバーが揃って深々と頭を下げる。大きな拍手の中で大団円を迎えた。
だが、会場は明転はせずにファンによるアンコールの大合唱へ。
「アンコールありがとうございまーす!」再びメンバー14人全員がステージに上がり大きな拍手が起こる。はなが「まだやってない曲ありますよね? あれを14人バージョンでやっちゃいます!」と振ると大きな歓声が起こる。
アンコール1曲目は「並木橋スカイ」。並木橋にあるアイドリストの拠点である店舗の象徴的な1曲だ。ここまでの7人前後でのフォーメーションとも違い、14人全員でのステージは圧巻だ。ステージを上手から下手まで広く大きく使い揃ったダンスを披露。大人数でも出来るという新しい形のアイドリストの誕生した瞬間だった。
そしてMCへ。改めてメンバーからワンマンライブの想いがそれぞれ語られる。「私たちにとってこのワンマンライブがパラレルキャリアアイドルのスタートだと思っています」そう語ったみさからは強い決意が読み取れた。その後、メンバー4人が代表してパラレルキャリアアイドルとしての想いを語る。中でもはなの言葉には並々ならぬ想いがのっていた。
「私は過去2回アイドルをやってきて節目で卒業してしたんですけど悔いがないと言ったら嘘になります。もっと挑戦したいこといっぱいあるけど今の振付師の仕事も諦めたくないと思っていて、その二つで揺れ動いてました。そんな時に出会ったのがここです。自分はやりたいことにもう少し欲張りになってみようかと思ったのでこのプロジェクトに参加しました」振付師でもあるはなは涙をこらえながら語った。
感動の中、いよいよフィナーレを迎える。「最後は私たちの人生を表す大切な曲です。パラレルライフ。聴いてください!」というみくりんの曲振りにボルテージは最高潮に達する。
曲終わりお知らせとして2ndワンマンライブが2025年7月27日に渋谷WWWで行われることが発表され客席からはどよめきが起こる。そして更にサプライズ告知として今春、オリジナル楽曲のサブクス配信が発表されるとメンバーから大きな喜びの声があがった。
ワンマンをやり終えた安堵と喜びでみな笑顔で挨拶をしてステージを降り、ワンマンライブは終了した。何か特別な効果演出があるわけでもない。だがメンバーの懸命さが伝わってくる。MCでも話していた通り彼女たちは普段は社会人として働いているアイドルなのだ。働きながらアイドルをする。そんな選択肢があってもいいのではないかと語っていたように、まさにアイドリストのコンセプト通りの清々しいファーストワンマンライブを終えた。
Information
+idolist 新規メンバー募集オーディション開催中!
詳細は下記をチェック!
https://exam.work/audition-posts/a194b17409c11000
PHOTOGRAPHER:ATSUSHI FURUYA,REPORTER:DAISUKE MATSUBARA