瀬戸内観光気分が味わえる東京劇場公演
――既にリリースイベントなどで披露されていると思いますが、ファンの方達の反応や反響はいかがでしたか？
福田 何度か披露しているんですけど、最初の頃は、ファンの皆さんがコールを入れようと必死に頑張ってくれていたんですよね。でも、何度か披露していくうちに、コールをせずにじっと聴いてくれるようになりました。まさに、ファンの方と一緒に曲を育てていけているような気がしています。
――なるほど。最初はコールを入れようとしてくれていたのですね？
福田 「超絶可愛い、さっちー！」とか、多分入れたかったんだと思うんですけど、この曲の曲調では難しかったみたいです（笑）。ファンの方達の年齢層的にも少し懐かしさを感じられる曲だと思いますし、歌っている咲葵ちゃんの歌声をしっかり聴こうという感じにシフトしてきていると思います。
――ライブのセットリストのどのあたりに組み込まれるのか？もとても楽しみです。
福田 瀬戸内の私達と都会の景色といったテーマについては、今までのシングル曲とも一貫しているなと思っているので、セットリストのどこに入れてもハマる曲なんじゃないかなと個人的には思っています。その時は、皆さんもコールはグッと我慢していただいて（笑）、聴き入ってくれたら嬉しいです。
――曽川さん、ここまでのリリースイベントはいかがでしょう？
曽川 初めてだったので不安だったんですけど、ファンの皆さんがとても優しくて安心しましたし、（握手会では）手を握ることで、お互いの愛がちゃんと伝わっているんだなと感じられて嬉しいなと思いました。
――しかも、今回は全国3か所で大きな特典会も開催されるということですが、福田さん、いかがですか？
福田 個別握手会の開催は本当に久しぶりなので、初めてというファンの方も多いかもしれません。私達も皆さんと同じくらい緊張してドキドキなんですけど、やっぱりAKB48グループに入るということは、握手会に憧れていた部分もあったので、今回のリリースタイミングで再開できて、ファンの方と2人だけの時間を共有できるというのはとても嬉しいことです。しかも、幕張メッセ、神戸国際展示場、そして、瀬戸内の広島市中小企業会館でも開催できるので本当に嬉しいです。
――最近は、福田さんが主催するイベント「フクフェス番外編」や東京での劇場公演など、東京でのライブも増えてきたと思いますが、気合いが入ったり、気持ちが切り替わったりするものですか？
福田 正直、東京に劇場ができると最初に聞いた時は、なんで瀬戸内じゃなくて東京なの？とも思ったんですけど、でも、いざ始まってみると、STU48の瀬戸内らしい楽曲を東京の劇場で披露することはとても意味があることだなと実感しています。なかなか瀬戸内まで足を運べないお客さんが、仕事帰りとかにふらっと立ち寄れる感じが“ザ・劇場”だなという気がしていますし、瀬戸内の情景を歌った楽曲を東京の皆さんにお届けすることで、瀬戸内観光の気分を味わってほしいという気持ちで歌っています。
――「フクフェス番外編」も継続して開催されていますね。
福田 「フクフェス」では自分が好きなセットリストを組ませてもらっているので、普段あまり見られないようなメンバーの表情を見せたいなと思っています。対バンで出ていただいているアイドルさんのファンの方達にもSTU48の良さをひとつでも見つけてもらおうというコンセプトでやっているので、メンバーには歌ったことのない曲に挑戦してもらったり、普段とは違うポジションで歌ってもらったりもしています。「フクフェス」を通じて、グループ全体が成長していけたらいいなとも思っています。
――曽川さんは、まだまだすべてのお仕事が新鮮だと思いますが、東京でのライブやお仕事で何か意識していることはありますか？やっぱり、応援団出身の曽川さんとしては、気合いが入るものですか？
曽川 気合いは入りますね（笑）。東京でのライブは、私のことを知らないファンの方も瀬戸内に比べると多いと思うので、1人でもファンをゲットして帰るぞ！という気持ちでやっています。こうした取材などでは、まだまだ緊張もありますけど、楽しくお仕事させていただいています。
――福田さんから見て、そんな曽川さんの姿はどのように映っていますか？
福田 やっぱり体育会系ですよね。応援団出身だから、本当に堂々とハキハキしていて、かといって、後輩だから…とか遠慮する感じでもなく、そのバランスがとてもいいなと思っています。7～8年やっている先輩とも対等に渡り合えている感じがして、頼もしい後輩です。
――福田さんの言葉を聞いて、いかがでしょう？
曽川 こういうインタビューの時にしか聞けないので、とても嬉しいです。
福田 普段面と向かってはなかなか言わないですけど、私と同じポジティブさを持っている気がしています。ポジティブコンビです（笑）。
