自分の豊かさに繋がるものに触れる時間を大切にしていきたい
――昨年は「先生さようなら」(日本テレビ)、「VRおじさんの初恋」、「ビリオン×スクール」、「光る君へ」とドラマが続き、さらには11月から12月にかけて、初舞台となる「138億年未満」にも出演しましたが、気持ちが追い付かなくなることはありませんか?
倉沢 初めて撮影に長く携わったのが「VRおじさんの初恋」で、昨年3月にクランクアップした後は、少し頭が整理しきれない時期もありました。あまりにもたくさんのことを学んだので、これから自分がやらなくちゃいけないことは何か、そもそもお芝居とは何か、というところに立ち返っていて。そのときに受けさせていただいたのが「138億年未満」と「ビリオン×スクール」のオーディションだったんですが、どちらも楽しく受けられたんですよね。しかも二つとも結果に繋がったことがうれしくて、モヤモヤも吹き飛びました。すぐに「ビリオン×スクール」の撮影に入って、もちろん大変なこともありましたし、悩むこともない訳ではなかったのですが、そこでの経験も楽しくて。さらに「光る君へ」のお話をいただいて、前向きに「頑張りたい!」と思いながらお仕事ができているのはありがたいことです。
――お忙しい中、オフの日はどう過ごすことが多いのでしょうか。
倉沢 おうちでゴロゴロするか、家族や友達と美味しいものを食べに行ったり、ドライブに行ったり。家族と山梨までフルーツを買いに行った日があって、うちは犬を飼っているので、その日はワンちゃんを草原で遊ばせて、家族みんなで走って、自然と触れ合いました。
――新年度が始まります。お仕事以外でやりたいことはありますか?
倉沢 ありがたいことにお仕事と並行してインプットの時間をたくさん取れているので、素直に興味があること、たとえば舞台やミュージカルを観に行ったり、映画やドラマを観たり、お散歩したり。絵を描いたり、役作りのためのノートを作ったり、部屋を改造したりもしています。そうやってインスピレーションや、自分の豊かさに繋がるものに触れる時間を大切にしていきたいですね。
――絵を描くのは昔から好きだったんですか?
倉沢 絵を描き始めたのは昨年からです。「先生さようなら」で演じた斉藤全子が美術部でアクリル画を描いている子だったので、役に入る前に一式を買ったんです。それを使って、今も絵を描いています。正直、絵を描くのは苦手で、特に模写は不細工になってしまうのですが……。風景や自分の好きなイメージを描くのが好きです。
――最後に現段階で「豊臣兄弟!」に向けて、どんな準備をしているのか教えてください。
倉沢 農民から始まる役なので、どんな生活をしていたのか、何を食べていたのかなどを本やネットで調べて学んでいます。私は昔から戦国時代に興味があったので、そういう時間も楽しいんですよね。
Information
●2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」豊臣兄弟の妹・あさひ 役で出演決定!
●日本テレビ4月期「ダメマネ! -ダメなタレント、マネジメントします-」主人公神田川美和の妹・神田川桜 役で出演決定!4月20日(日)よる10時30分より放送スタート。
PHOTOGRAPHER:TOSHIMASA TAKEDA,INTERVIEWER:TAKAHIRO IGUCHI