今の自分たちがどれだけ戦えるのかって思う部分もあって。対バンツアーでは勝ちにいける曲をやりたい | Sakurashimeji 「過去の自分がいたからこそ、今があるという思いを伝えたいと思って制作した楽曲「春が鳴った」」 INTERVIEW

今の自分たちがどれだけ戦えるのかって思う部分もあって。対バンツアーでは勝ちにいける曲をやりたい

――3月は東京、大阪、名古屋でワンマンライブを開催されましたが、振り返ってみていかがでしたか？

田中　久々っていう感覚がありました。4カ月ぶりのライブハウスのツアーでしたが、ライブハウスはいいなぁと思いました。独特の雰囲気、レスポンスが速い感じ、あとは会場の一体感というか、同じ目線になれる感じが面白かったです。サポートメンバーも2回目で、お互いがこう思ってるんだろうな、みたいなのが分かってきたツアーだったので、シンプルに楽しかったし、自信にも繋がりました。

髙田　バンドメンバーが同世代ということもあり、大阪の公演の前の日に、ユニバーサルスタジオジャパンに行きました。それもあって距離が近くなったというか、リハからすごく親密になれたツアーでした。

――会場によって雰囲気も違ったりしましたか？

田中　違いますね。お客さんのテンションは、この曲はこうだろうなっていうのを考えて、本番では誤差を修正しながらパフォーマンスするんですけど、盛り上がり方が会場によって絶妙に違うかもしれないです。「待ってました！」っていう曲が違ったりとか。

――4/18からは対バンツアーも始まりますが、どんなところが楽しみですか？

髙田　クアトロでライブをするのが久しぶりなので楽しみたいです。あとは対バン相手のライブを観られることが嬉しいので、普通にお客さんとしても楽しみたいです。

――対バン相手のファンの方々も意識されるものですか？

田中　そうですね。リスペクトする3組なので、ライブが観られることも楽しみですが、それ以上に今の自分たちがどれだけ戦えるのかって思う部分もあって。勝ちにいける曲をやりたいと思います。

――音楽活動以外についても少しお伺いしますが、昨年はお二人でのドラマ主演もありましたが、反響はいかがでしたか？

田中　そうですね。主題歌もやらせていただいて。ドラマのおかげで「いつかサヨナラ」の曲のパワーが上乗せされて、力強くなってる感じがしています。

――撮影自体はどうでしたか？

髙田　楽しかったです。スケジュールはタイトでしたが、実際にカプセルホテルを使った撮影で、カプセルホテルを堪能することは今までなかったので、新鮮な気持ちで楽しかったです。

――狭いところは大丈夫でしたか？

髙田　僕は大好きです。住みたいです。撮影とかを抜きにして行ってみたいです。

田中　あの近未来感はワクワクしますよね。

――サウナはよく行かれますか？こだわりはありますか？

髙田　ある程度、入る時間の目安はありますが、温まらない時とかも全然あるので、じっくり入る時もあります。

――田中さんはどうですか？

田中　だいたい3回入るって決めていますが、時間はその日の体調によって変えています。一番最初に入った時の自分のコンディションによって、2回目、3回目を調整して楽しんでいます。

――サウナで楽曲のアイデアとか思いついたりも？

田中　外で休憩しているときはありますね。

髙田　確かに外気浴中に、「いつかサヨナラ」を作りました。

――普通の生活ではサウナのような時間は無いですよね。

髙田　無駄なものが排除されて、なんでも入ってくる状態になるっていうか、あの瞬間、いいですよね。

――最後に少し話が変わりますが、4月ということで新生活や春におすすめしたい本とか、音楽とかありますか？

田中　毛皮のマリーズの「愛のテーマ」です。小さい時に母親がよく聞いていたこともあって、僕の中では春を感じる曲です。曲自体に季節感がるわけではないんですけど、「みんなで歌おう、世界のために、僕らのために」っていう、人と人が輪を作っている感じが春の出会いにリンクするように感じていて。サウンド的にもピアノが主体になっていて、すごくかっこいい曲でぜひ聞いてもらいたいです。

髙田　BUMP OF CHICKENの「ホリデイ」です。タイトル通り休日の曲ですが、4月って新生活が始まったり、5月は5月病とか、憂鬱になる瞬間もあると思っていて。BUMP OF CHICKENの曲って、幼少期のことだったり、小さい頃に見ていた景色が具体的に描かれていて。そういう曲を聴いている時って、あったかい毛布に包まれているような安心感が生まれると思うので、ぜひ聞いていただきたいです。