休息期間を経て、4月からフリーで活動を再開

――芸能活動再開から数週間が経ちましたが、まずは今の心境から聞かせてください。

高本彩花(以下、高本) ファンクラブから活動をスタートさせていただいたんですけど、日向坂46卒業後、お待たせしてしまった期間が長かったので、どのくらいの人が入ってくれるのかなとか、離れてしまったファンの方もいるのかなとか、不安な思いもありました。でも、実際にファンクラブを立ち上げたら、思っていたよりもたくさんの方に入っていただけて、皆さんが本当に喜んでくださったので、活動を再開して本当に良かったなと思っています。今はとても前向きな気持ちです。

――実は、この取材の直前までファンクラブの配信をされていたんですよね?初配信はいかがでしたか?

高本 とても楽しかったですし、ずっと待っていてくださったファンの皆さんの思いが伝わってきて嬉しかったです。ファンクラブの運営の方からは「高本さんのファンは本当にいい人が多いですね」と言っていただきました。ファンの皆さんが一緒に今後の企画を考えてくれたり、配信を見て幸せになれたと言ってくれたりしたので、今とてもほっこりした気持ちで取材を受けています。

――最初に、SNSで活動再開を発表した直後のファンの皆さんの反響はいかがでしたか?

高本 「待ってたよ!」、「楽しみ!」といった声をたくさんいただけて嬉しかったんですけど、私の活動再開の形が、これまで日向坂46を卒業したメンバーとは違った形(フリーでの活動再開)だったので、「楽しみだけど心配…」といった声もありました。安心して応援してもらえるように、フリーの強みを活かしながら、ファンの皆さんに満足してもらえるような活動を続けていけたらなと思っています。

――4月1日から活動を再開されたわけですが、このタイミングにはこだわりがあったのでしょうか?

高本 正直、この4月にスタートしなかったら、一生(活動を再開)できないような気がしていたので、新年度に合わせて再開しようと決めていましたし、タイミングにもこだわりました。お休み期間を経て、いつから活動を始めようかなと思った時に、2月や3月でも始めることはできたんですけど、新年度の方が気持ちいい気がして…。やっぱり春ですし、皆さんの新生活が始まるタイミングにスタートさせたいなと思って、このタイミングにしました。無事にスタートすることができて、本当に良かったです。

――卒業後もInstagramは更新されていましたが、お休み期間中はどのように過ごしていたのですか?

高本 とても長い夏休みをいただいたような感覚で過ごしていました。8年間ずっと走り続けてきたので、遠くまで旅行に行ったり、アイドル時代にはなかなかできなかったことをたくさんやりましたね。でも、その間も今後の活動のことを考えながら過ごしていました。

――昨年7月に日向坂46を卒業した後どのくらい経ってから、活動再開を意識したり、次にやりたいことを考え始めたりしたのですか?

高本 やりたいことは常に思い描いていました。卒業したらこういうことをやりたい!というイメージはずっと持っていたんですけど、どのように始めたらいいかとても悩んだので、色々な方にお話を聞いたりしながら、この春の活動再開を目指してきたといった感じです。

――フリーで活動していくと決めた時に、不安や心配なことはなかったですか?

高本 もちろん不安な気持ちでいっぱいでした。でも、何でも自分でやらなきゃいけないからこそ、頑張れるなとも思いました。気持ちとか気合いのお話になってしまうんですけど、思い込みってすごく大事だなと思っていて、私ならフリーでもできるぞと今は本当に思っているので、責任感を感じながら頑張っていきたいです。ただ、まだ始まったばかりですし、1人で色々なことを一気に始めると抱えきれないと思うので、少しずつ新しいことに挑戦していけたらいいなと思っています。自分のペースで動けるのもフリーの良さなのかなと思います。

――実際に活動を再開して数週間が経ったわけですけど、ここまでいかがでしょう?

高本 今まで誰かがやってくれたことを全部自分でやらなきゃいけないので大変ですけど、パソコンを使ってお仕事することとかが今まではなかったので、とても新鮮です。先日、ファンクラブの撮影に1人で行った時に、あぁ、本当に1人になったんだなと実感しました。でも、何でも自分で自由に決められる楽しさもあると思っています。ヘアメイクさんはお願いしましたけど、スタイリングは全部自分でやりました。もともと、こだわりが強いタイプだったので、そのこだわりを生かせるのもフリーの魅力だなと思っています。