マルチタスクなユニットで「頼りたいし、頼ってほしい」活動を再び共にするたがいの印象
――お二人はかつて、バンド「たけやま3.5」でも活動を共にしていました。その後、新たに2人でのユニット活動がスタートして、環境の変化はいかがですか?
ひなぷ(武田雛歩) マルチタスクになりました。歌いながら踊る経験はなかったし、それこそ、はるぽんはギター、DJ、ダンス…と何から何までやっているので、大変そうだなって。今はまだ、ステージで目を合わせる余裕がないんです(笑)。けっこうバタバタしています。
はるぽん ほんのちょっと、余裕が生まれてきたんですけれども、新曲では覚えることも多く、まだ“アセアセ”って感じです(笑)。
――6月には東京・渋谷WWWで、ユニット初の単独公演「Suupeas 1st ワンマンライブ SING寝具SING 〜スヤァ伝説の始まり〜」も開催します。今は、準備に忙しいのでは?
ひなぷ(武田雛歩) はい。初めてのワンマンなので、バンド時代から応援してくれていた方々も来てくださると思うんです。私たちを好きになってもらうきっかけの大事なライブですし、伝説にできたらって思います。
はるぽん 実感はあんまりないんですけど、リハーサルでは「ここでこうやったら絶対に楽しくなる!」って、ステージでの作戦を練っています。初めての方でも楽しんいただけるライブになると思うので、気軽に遊びに来ていただきたいです!
――ユニットとしてステップを着実に踏んでいて、バンド時代とは違った、おたがいに対する印象の変化もありそうです。
ひなぷ(武田雛歩) バンドの解散後も、プライベートではよく会っていたので「より仲よくなった」という感じではないんです。元々、空気感は変わらぬまま、自然とSuupeasの活動がスタートした感覚ですね。
はるぽん うん。でも、絆はさらに強くなった気がしています。自然と支え合う感じになってて、お互いに「頼りたいし、頼ってほしいな」っていう気持ちが強くなりました。
ひなぷ(武田雛歩) 十分、頼ってるよ。私は優柔不断で、「どっちがいい?」って聞かれても、ナヨナヨしちゃうんです。でも、はるぽんはパッと決めてくれる即決タイプで、迷ったときはいつも決めてもらっています。日常で、ご飯へ行くときもそうですね。自分から「ご飯行こう!」って誘うのが得意ではなくて、匂わせる感じで「お腹空いたね〜」と言ったら、はるぽんが「じゃあ、どこどこ行こう!」って連れて行ってくれます(笑)。だいたい、ラーメンが多いかな。最近、はるぽんに誘われて初めて二郎系ラーメンのお店に行ったんですけど「完食できるかな…」って不安になるほどのボリュームで、帰り道にはフラフラしました(笑)。
はるぽん あれはね〜(笑)。私は言語化がちょっと苦手で、話がごちゃごちゃしちゃうんです。こうしたインタビューでもライブでもそうなんですけど、ひなぷちゃんがポンポンッとしゃべったことをきれいにまとめてくれて、助かっています。ステージでちょっとボーっとしちゃうときも「はるぽん!」って引っ張ってくれるし、支えられています。
ひなぷ(武田雛歩) また、ユニットとして一緒に活動するようになってから、改めて「はるぽんがめちゃくちゃ頼もしくなったな〜」って思ったんです。バンド活動のあと、はるぽんは地元(愛媛県)に戻って2年ほど色々なアルバイト、例えば布団敷きや***(濁す)などなど、社会で揉まれたんですけど、帰ってきたら昔より大きく見えて。出会った当時は中学生だったのでちょっとトガッてもいたけど、私もはるぽんも丸くなったし大人になりました(笑)。
はるぽん ひなぷちゃんは、ず〜っと“ほわほわ感”が変わらないかな。たしかに、私はトガッていたとは思います。自分でも丸くなった自覚はあって、なんでも受け入れられるようになったし、ユニットの活動がスタートしてからも「あれ、自分ってこんなに落ち着けるんや」ってビックリしたぐらいです(笑)。