浦川翔平は親友を通り越した、すごく信頼できる存在
――真帆がタイムスリップをするたびに、過去は書き換えられていきますが、混乱することはありませんか?
藤原 撮影も順撮りではないので、混乱します(笑)。雪嶋自身はタイムスリップしないですが、周囲がタイムスリップするので、周りの反応で受ける芝居も変わります。同じシーンを何回も撮る中で、相手のセリフは変わってくる。そうすると、「このシーンは、まだ真帆と仲良くなってないよな」とか、「ここは仲良くなって一緒に頑張っている時期だよな」とか、シーンごとに毎回確認して、監督とも話し合いながら撮っています。
――撮影は実際の学校で行われているんですか。
藤原 廃校になった学校スタジオで撮影しているんですが、リアルで懐かしい雰囲気なんですよね。初日から教室や部室に行くだけで、高校生の頃に戻ったような感覚になれて、ドラマの世界にも入りやすかったです。
――真帆役の吉田美月喜さんは、どんな印象ですか。
藤原 今回初めて共演させていただいたんですが、会った瞬間から親しみやすいというか、明るくてフレンドリーな方なので、すごく話しやすくて、真帆を演じるのにぴったりな方です。吉田さんのおかげで現場も明るくて楽しいです。
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
藤原 撮影はタイトなんですが、しっかり監督とお話をする時間もあるし、すごくいい雰囲気です。僕ら役者も、監督を始めとしたスタッフさんも楽しみながらやっているのが伝わってきます。
――監督から言われた言葉で印象に残っていることはありますか?
藤原 雪島はクールで落ち着いていますが、やっぱり17歳の高校生なので、高校生らしさが見えるようなシーンもあっていいんじゃないかと言っていただいたのが印象に残っています。
――藤原さんの、高校時代のお話もお聞きしたいんですが、当時は何に打ち込んでいましたか。
藤原 小学6年生からEXPGというダンススクールに入って、早い段階で先輩のバックダンサーとして東京に行くこともあったので、学校に行けない日も多くて。高校生になってからもダンス一筋でした。
――アーティストになる夢を抱いたのは幾つぐらいのときですか。
藤原 ダンスを始めたのは小学2年生なんですが、小学6年生のときにEXILEさんのドームツアーに連れて行ってもらって衝撃を受けて、ちょうどEXPG福岡校ができるタイミングだったので、EXPGに入りました。その頃から僕にはこの道しかないと思っていました。
――周りにも藤原さんのように早くから明確な夢を持っていた方はいましたか。
藤原 同じグループの浦川翔平も同じタイミングでEXPGに入っていて、僕と同じ気持ちだったんじゃないですかね。
――浦川さんとはもう15年以上の付き合いで、今も同じグループで活動しているってすごいことですよね。
藤原 もう親友を通り越しているというか、家族のように一切気を遣わないんですよね。でも二人で真剣な話もするし、飲みにも行くし、すごく信頼できる存在です。