「あざす」「舌打ち」「22/7」というバラエティに富んだカップリング曲にも注目

――「あなたでなくちゃ」のダンスやフォーメーションの見所も教えてください。

麻丘 とてもキャッチーで、ずっと跳ねているようなダンスなんですけど、フォーメーションがサビの中で大きく変わっていくところにも注目してほしいです。メンバーのポジションが固定ではなく、動いていくところがポイントなので、リリイベでは色々なメンバーを近くで見ることができてファンの方も楽しめるんじゃないかなと思います。是非、実写メンバーのdance videoも、キャラクターのmusic videoも見てみてください。

――では、この流れでdance videoとmusic videoの見所も是非。

麻丘 今回はメンバーが素で楽しんでいる姿がたくさん見られるので、ファンの皆さんが求めていたようなdance videoになっていると思います。そして、キャラクターmusic videoの方では夏らしく水着を着ているんですけど、水着はメンバーそれぞれが自分のキャラに着て欲しいデザインや色、形などを考えたので、メンバーのこだわりを感じてもらえたら嬉しいです。

――初の水着キャラmusic videoということなので、皆さんのこだわりの部分にも是非注目してほしいですね。そして、dance videoの方に戻りますが、もうすぐ卒業される西條和さんを囲むシーンなど、エモーショナルな演出も見所なのかなと思いましたが、いかがでしょうか?

河瀬 そうですね。なごちゃん(西條)の最後のシングルということで、なごちゃんを中心としたシーンが印象的に描かれています。テニスコートをみんなで走るシーンがあるんですけど、なごちゃんだけが立ち止まっていて、それに先輩メンバーのサリーちゃん(天城サリー)が気付いて、そこに私も駆け寄っていって、みんなでわーっと囲んで、なごちゃんを連れて未来へ向かっていく…といったシーンも盛り込まれています。ファンの方だったら気付けるような“プチ匂わせ”じゃないですけど、意味を込めたシーンがたくさん出てくるので、細かいところまで見てほしいなと思っています。あと、今回のdance videoでは、メンバーそれぞれがスマホで撮った映像や自撮りした映像もたくさん使われているので、普段の楽屋のような私達のリラックスした表情も見つけてほしいなと思います。

――ありがとうございます。ここからは、ダイジェストになりますが、カップリング曲についても聞かせてください。まずは「あざす」については、椎名さん、お願いします。

椎名 「あざす」は、私達メンバーも初めて聴いた時、「なんだ、この曲は?!」と思ったくらいなので、ファンの方もかなりびっくりしたとは思うんですけど、「あざ~す」の振りつけが可愛いので、是非真似してほしいです。実際、お見送り会やトーク会の時に、ファンの皆さんが「あざ~す」と言ってきてくれたり、ナナニジの中では「ありがとう」と言う時に「あざす」と言うのがブームになったりもしています(笑)。ライブでは初見でも盛り上がれる曲ですし、1回聴いたら一日中、脳内で流れ続けるような歌詞とメロディーが魅力です。

――では、続いては「舌打ち」の聴きどころや推しポイントなど、麻丘さん、教えてください。

麻丘 この曲は、今のところ、私がナナニジの曲の中で一番インストが好きな曲です。私は普段から、曲をoff vocal ver.(インスト)で聴くのが好きで、今までは「Just here and now」が一番だったんですけど、「舌打ち」を初めて聴いた時に、これは最高を更新したと思いました。ちょっとダークな感じ、危うい感じがいいんですよね。いつも曲をいただいた時には、誰がセンターポジションになる曲かな?というのを家族で予想するんですけど(笑)、この曲は勝手に詩さんと予想していたら、本当に歌い出しが詩さんだったので、詩さんが皆さんをこの曲の世界観に誘ってくれると思っています。あとは、セリフがたくさん入っているので、ライブでも是非楽しんでいただきたい一曲です。

――「22/7」については、是非、皆さんで語っていただけたらと。

河瀬 タイトルを聞いた時はびっくりしました。ついにグループ名を歌う時が来たんだと思って…。そうしたら、予想の真逆の曲が来まして(笑)。勝手にエモい曲で、今までの歴史を歌うような曲なのかなと思ったら、クラブミュージックのような曲で、ラップが入ってきて、ゴリゴリな感じで(笑)。でも、歌詞にはナナニジのこれまでの軌跡みたいな要素も入っているので、私的には感情がごちゃごちゃになる曲ではあるんですけど…。

麻丘 無心で乗れる曲というか、OVERTUREみたいな感覚もありますよね。ライブの最初に歌うと会場が温まるだろうなと思います。

椎名 分かる。あと、私はとにかく月城咲舞ちゃんにかっこいいラップを歌って欲しかったので、歌割りが決まる前に、ラップパートは絶対に咲舞ちゃんがいいなと思っていたら、咲舞ちゃんでした(笑)。私達の中では、どういう動きで咲舞ちゃんにラップしてほしいかまで決まっていて、それを本人にも伝えたので、あとはライブを楽しみにしていてください。