この曲が染み込んだときにはもっと大きな爆発が起きる
――8月27日配信リリース「ワンダーランド」ですが、どのような楽曲でしょうか?
惣田航平(以下、惣田) この曲作りたいなと思ったきっかけは、「BANG!BANG!BANG!」という曲があって、それが自分たちのライブの中で自分たちも楽しめるし、お客さんも楽しんでくれる曲で、そういう曲をしばらく作ってなかったなと思って。みんなで楽しめる4つ打ちで、決めがあったり、みんなで歌えるところがある曲を作りたいなと思って作りました。メンバーもお客さんもめっちゃいいって言ってくれたんで、もうこれはリード曲になるなと思いながら作っていました。
――制作のスタイルとしては、まずは惣田さんが作って、その後、メンバーと磨いていく流れですか?
惣田 そうですね。最近はギターの大旗がメインで作って、そこに僕がメロと歌詞を乗せるっていうパターンも増えてきています。今回のEPでもそういう曲もあって、自分が作った曲と大旗が作った曲、どっちも入っています。
――「ワンダーランド」は惣田さんが制作されていますが、制作する機会も増えてきているという岩根さんとしては、ワンダーランドを聴いた時の第一印象はいかがでしたか?
岩根大旗(以下、岩根) 自分はギタリストなのでまずはギターに注目して。楽曲的にショートディレイっていうフェクターが合いそうというのがパッと思いついて、その後すぐにフレーズもイメージが湧いてきて、これはいい曲になるなあと思いました。
――まっきいさんはいかがでしょうか?
まっきい 楽曲が見えやすかったですし、やることがしっかり決まっていると感じました。オケから作って最後に歌が入って、最終調整するっていう流れが多いのですが、めっちゃ歌が想像しやかったです。だからアプローチがどんどん出てきたって感じで、 決めとかに関してもそうだし、詰まることなく制作が進みましたね。
――齋藤さんはいかがでしょうか?
齋藤大河(以下、齋藤) ドラムも同じでイメージが共有できていたというか、方向性が見えていたので、ノリの良さと疾走感を重視しました。メロディーもベースのフレーズもできていたので、この疾走感を大事に、最後まで突っ走っていく感じを出すことを意識しました。
――ライブでも披露されたかと思いますが、お客さんの反応はいかがでしたか?
惣田 一番最初にやった時はSNSにも上げる前だったので本当に初披露でした。楽しそうなお客さんの顔が見れたのが印象的でした。すごく速い曲なので、体力を出し切るつもりでやるんですが、お客さんと一緒に全部出し切ってぶつけ合っている空間が作れた感じがして。みんなにこの曲が染み込んだときには、もっと大きな爆発が起きるんじゃないかって思っています。
――まさにお客さんと一体になってフロアを作り上げる楽曲ですね。
まっきい ライブで合いの手が入れやすいのかなとも思いました。一番最初にやったときは、一度も聴いたことがないながらも、楽しんでくれてるなって感じで。その後、何回かやったんですけど、どんどんみんながわかってきてくれて。自分的にはそれがめっちゃ楽しいですね。