かつてない試みのプラネタリウムライブ | ばってん少女隊 「10年間の思いが詰まったニューシングル『こっちみて星☆』」 INTERVIEW

かつてない試みのプラネタリウムライブ

――ここからはニューシングル『こっちみて星☆』収録曲の聴きどころをお聞かせください。

上田　表題曲の「こっちみて星☆」は「BAIKA」と同じチームが手がけていて、作詞がおかもとえみさん、作曲がPARKGOLFさんです。「BAIKA」とはまた雰囲気の違った星っぽいキラキラ感のあるアップテンポな曲で、おかもとさんならではのかわいい言い回しや切なさもあります。「こっちみて星☆（ほしい）」って強めのワードだと思うんですが、通して聴くと、「この子は素直に気持ちを言えないから、心の中で唱えているんだろうな」というのが伝わってきて、それがばってん少女隊らしいなと感じます。

春乃　明るい曲調なんですが、ガツガツ熱く盛り上がるぞ！という曲ではなくて、キラキラ感と爽やかさがあって、恋する女の子の気持ちっていいなと思わせてくれる、心躍るような曲です。

上田　個人的なことなんですが、私は小さい頃に、福岡県北九州市にあった「スペースワールド」というテーマパークが大好きで、夏休みは毎日のように通っていたんです。夜になると土星などを見られる望遠鏡が設置されていて、「こっちみて星☆」を聴くと、そのときの思い出が蘇ってきます。皆さんも小さい頃や学生時代に星空を見上げたことがあると思うので、そういう思い出を重ねていただけたらうれしいです。

――「ポップアート」は10周年記念ライブで初披露した曲です。

希山　私たちの1stシングル『ばってん少女。』収録の「夢のキャンバス」のアンサーソングで、作詞作曲も同じくAKIRASTARさんです。BPMが「夢のキャンバス」と一緒だったり、歌詞もリンクしていたりと共通点が多くて。でも「夢のキャンバス」は、「今から頑張るぞ」「楽しいことがいっぱい待ってるぞ」という当時の状況を描いていますが、「ポップアート」は10年間でこういうことがあったよねというのを振り返る内容で、AKIRASTARさんに3人（希山・上田・春乃）の思いを事前に聞いてもらって作っていただきました。

春乃　振り付けも、今までのばっしょーの振り付けを少しずつ抜粋して作られているので、隊員さんなら「あ、これはこの曲の振り付けだ！」と気づくと思います。落ちサビで８人がぎゅっと集まって、円陣を組むのが個人的には大好きです。

――9月27日・28日・29日に開催するプラネタリウムイベントについても教えてください。

上田　最近はDJをバックにやらせていただくこともあるんですが、今回はVJも入って、みなさんが想像するプラネタリウムとは全く違う雰囲気でやります。私と愛ちゃんとりるあちゃんで、事前に会場のコニカミノルタプラネタリアTOKYO DOME1に行ってきたんですが、どこにステージができて、どうパフォーマンスするのかが想像できないくらいの空間なんです。私たちも体験したことのないライブになりそうです。

希山　プラネタリウムって静かに星空を見るイメージがあると思うんですけど、実際に音楽をかけていただいたら、音がガンガン全方向から聴こえてきました。

蒼井　映像も大迫力だったので、それに負けないようなライブをしなきゃいけないなと思っています。

上田　すでにセットリストも決まっていて、「こっちみて星☆」を初披露させていただきます。今までの私たちの楽曲がぎゅっと詰まった内容なのでスペシャルライブ感が強いです。27日と28日の夜は年上メンバー５人とゲストさんによるDJイベントもあって、普段のアイドルライブとは違った空間と時間を楽しめるので、音楽好きの方も気軽に遊びに来てほしいです！

INTERVIEWER：TAKAHIRO IGUCHI