それぞれがキャリアを確立しているので、お互いを素直にリスペクトできる
――ちなみにオフの日はどのように過ごしているんですか?
高橋 日数にもよりますね。2日間あれば、後輩を連れて旅行とかも行きますし。ありがたいことにお仕事はいっぱいさせていただいていますけど、テトリスみたいに隙間に予定を入れるのが好きです。今日で例えると、12時半から14時半が稽古で、15時半から19時が取材。その隙間の朝9時から12時にバスケをして、この後の19時半からは『混頓vol.6』で共演したメンバーとバーベキューをする予定なので、毎日充実していますね。ただ、歌もののときは大変です。オフの日があっても「ここにボイトレ入れよう」「楽譜読みとピアノの音取りをやらなきゃ」とやらなきゃいけないことがたくさんあるので。
――でも、高橋さんとしては予定が詰まっていても?
高橋 そこは全然苦じゃないですね。だっていつ仕事がなくなるか分からないので、やれるうちにやっといたほうがいいなと思うし。それに、「忙しい」って言っている自分が好きなところもあります。でも、そういう日々の中でも、地元の集まりなどにも積極的に参加するよう意識しています。みんなのことを知りたいし、自分が経験していない感覚を共有したいから。
――最後に、今ハマっていらっしゃることはありますか?
高橋 それで言うと、今朝やったバスケですね。1年半ぶりにやって、ずっと車に積んだままで日の目を浴びていなかったバッシュとボールとウェアを使ったんですけど、すごく楽しかった。あとは、今日のバスケで集まった中に伊藤優衣という『NARUTO』でサクラを演じた子がいましたが、高校生のころ『Rの法則』で一緒に仕事をしていました。だから、久しぶりに会ったんですけど、まるで当時の同級生と再会したみたいな感覚で、全然違和感がなかったですし、見た目も変わっていなかった。それで少し話を聞いたら、美容に気を遣っているとのことだったので、僕も彼女を参考にして、その美容法を少し取り入れてみようかなと思っています(笑)。
――最近も『Rの法則』で一緒だった仲間との共演があったとお聞きしました。
高橋 そうですね。当時はそれこそ100人くらい同世代が出演していましたが、番組卒業後は芸能界を辞めていく人も多くて。だからこそ、今も一緒に芸能界で仕事を続けている仲間がいて、さらに共演できることが感慨深かったです。
――大人になって感じる仲間との関係の変化などもありますか?
高橋 ありますね。一番思う変化は、みんなお互いをめちゃくちゃ褒め合うんです。20代前半だったら「ああ、俺だってこれだけできるのに……」と嫉妬の感情もあったと思いますが、今はそれぞれがキャリアを確立しているので、やってきたことを素直にリスペクトできる。当時は言えなかったことが今は言える。そういう昔の仲間と何年経っても会えるのはうれしいですね。
Information
VISIONARY READING『三島由紀夫レター教室』
2025年10月7日(火)〜12日(日)紀伊国屋ホールにて上演
原作:三島由紀夫『三島由紀夫レター教室』
脚本・演出:⼤和⽥悟史
イラスト:たなかみさき
主催/企画・製作:AOI Pro.
共催:サンライズプロモーション
提携:紀伊國屋書店
AOI Pro.スタッフ
チーフプロデューサー:代情明彦
プロデューサー:伊藤夏恵
協⼒プロデューサー:吉⽥和睦(ナナガツ)
アシスタントプロデューサー:⼤下沙綾、桑原⾶向、久下右京
広報:⼤髙⽇菜⼦
映像・宣伝美術:鈴⽊智貴(AOI biotope)
高橋健介
1994年12月24日生まれ、東京都出身。青山学院大学経済学部を卒業後、俳優としての活動を本格的にスタート。特撮ドラマ『ウルトラマンX』で主演の大空大地役を務め注目を集め、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズでは蜂須賀虎徹役を演じるなど、舞台、映像と幅広く活躍。主な出演作に、『ワールドトリガー the Stgae』シリーズ(迅悠一役)、ミュージ高橋カル『GIRLFRIEND』(ウィル役)、ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』(アルトワ役)など。2025年3月からは「阿波とくしま観光大使」を務める。2.5次元舞台などで活躍する若手俳優4人が出演するYouTube『ぼくたちのあそびば』にも出演中。
PHOTOGRAPHER:HIROKAZU NISHIMURA,INTERVIEWER:TETSU TAKAHASHI,HAIR&MAKE:dexi 齊藤美穂,STYLIST:高橋結