運命を感じた「ホリプロタレントスカウトキャラバン」の大阪オーディション

――STREAM初登場となりますので、今回は畠中さんの“これまで”と“これから”のストーリーに迫ってみたいと思います。よろしくお願いします。

畠中夢叶(以下、畠中) よろしくお願いします。

――早速ですが、今年8月に20歳になったということで、おめでとうございます。20歳のお誕生日はどのように過ごしたのですか?

畠中 ありがとうございます。誕生日前日までずっと大学のレポートをやっていたので、日付が変わっても20歳になった実感は全然なかったんですけど、誕生日当日に浴衣を着て取材会を開いていただき、たくさんのメディアの方に取材していただいて、20歳になったんだなと実感しました。取材会は東京で行ったのですが、終わった後そのまま大阪の実家に帰って、母と一緒にビールで乾杯することができました。

――20歳になったばかりの畠中さんですが、小さい頃はどんな子どもだったのですか?

畠中 いつも母の後ろにぴったりくっ付いていて、人見知りするような子どもでした。でも、家の中では活発に喋る感じだったので、表では人見知りだけど、実は結構明るい…そんな女の子だったと思います。

――小さい頃は、どんな遊びが好きでしたか?

畠中 特に好きだったのはシルバニアファミリーです。男兄弟しかいなかったので、いつも兄や弟に10円を渡して、シルバニアファミリーの遊びに付き合ってもらっていました。「今日はウサギをお願い」とか言っていたのが記憶に残っています(笑)。

――10円で出演オファーしていたのですね(笑)。その頃に思い描いていた将来の夢は何でしたか?

畠中 弟をすごく可愛がっていて、小さい子どもがとても好きだったので、保育士さんになりたいと思っていました。でも、将来の夢を発表するような時には母から言われて「薬剤師さんになりたい」と言ったり、コンビニの店員さんになりたいと思っていたりしたこともありました。

――そこから、芸能界に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?

畠中 小さい頃からテレビを見ることが大好きで、テレビの向こう側の世界はどうなっているんだろう?とか、いつかは出てみたいなといった興味はあったんですが、タレントになりたいと口に出して言ったことはなかったです。自分に自信がある方ではなかったですし、テレビに出ている人は皆さんキラッキラで才能溢れる人だと思っていたので、そこに自分を重ねるようなことはなかったんですけど、テレビに出られたらかっこいいだろうなと漠然と思っていた感じです。

――では、明確に芸能界を目指そうと思ったのはいつ頃ですか?

畠中 高校生になって自分の進路を考えた時に、勉強した先にやりたい仕事ってなんだろう?と思って…。小さい時に漠然と憧れを持っていたテレビの向こう側の世界で、芸能活動ができたら楽しんじゃないかなと思って、明確に目指してみようと思い始めました。

――そこから「ホリプロタレントスカウトキャラバン」を受けるに至ったのは、どのようなきっかけがあったのですか?

畠中 高校3年生の時、受験勉強のモチベーションを高めるために、スポーツ選手のインタビューをよく見ていたんですけど、たまたま宮城大弥選手のインタビューを見ていた時に、そう言えば妹さんは芸能事務所に入ったんだっけな…と思って、宮城弥生さんのプロフィールをホームページで調べていたら、そこに「ホリプロタレントスカウトキャラバン」の募集要項が載っていて、ちょうど大阪の審査日が私の誕生日だったんです。年齢も高校生から24歳ぐらいまでと書かれていたので、これはもう呼ばれているな!と思って…。芸能界を目指すなら高校生がラストチャンスだと思っていたので、今ここで挑戦しないと後悔するなと思ったのと、何となく本当に運命的なものも感じたのが応募のきっかけでした。

――その時、お母様には相談したのですか?

畠中 相談しました。でも、最初はやんわりと反対されましたね。母は基本的には私の挑戦はすべて応援してくれるタイプなんですけど、ちょうど高校3年生の夏だったので、大学受験する学生にとっては一番大事な時期ですし、そんなタイミングでオーディションを受けるのはどうなんだろう?と思ったみたいで、「今回は止めておいた方がいいんじゃない?」と言われて…。でも、私的にはすごく運命を感じて、普段は自信があるタイプでもないのに、今回のオーディションはいけるかも!という強い自信があったので、母に行かせてほしいと言って、無事に受けることができました。会場まで母も一緒に来てくれたので、とても心強かったです。

――ちなみに、それは初めてのオーディションだったのですか?

畠中 いや、それが初めてではなくて。その前の年に、坂道グループのオーディションに、母が勝手に申し込んでいて…。

――そこはお母様が勝手に!?

畠中 はい、勝手に(笑)。その時、最終審査でものすごくスベって落ちてしまって…。そこで一回挫折した経験があったので、負けず嫌いの自分に火が点いて、悔しい思いもあって、芸能のお仕事への興味がさらに湧いていきました。