アイテム選びは気楽でいいんじゃない

――春夏シーズンにインタビューをさせていただいた際も、いくつかキャップを購入されていました。

古川 あの後帽子を何個買ったかな。そんなに多くはないですけど、2、3個か。なんだかんだ買ってますね。もっと髪色が明るかったので、外に出る時に必須だったんですよ。それを言い訳にして買ってましたね(笑)。

――このキャップはどのようなコーデに合わせてますか?

古川 今はアディダスの靴を一足くらいしか持っていなくて、これから集めたいと思っているんですけど、それに合わせたいとも思うし、カジュアルなアイテムを挟みながらジャケットを着るようなスタイルも、向こう(海外)のバンドマンっぽくて良さそうですよね。

――ベンフィカというチームのチョイスも良いですよね。

古川 グループのメンバーにもサッカー好きがいるので、見せたら興奮するかもしれない(笑)。でも正直僕はそれほど興味がなくて、“ジャケ買い”みたいな感じです。そういうノリで買っていいと思うんですよね、アイテムは。

――ただ、実際に聴いてなかったり知らなかったりするバンドTとかを着ている人を見ると、「それってどうなの?」という顔をする人っていますよね。

古川 その感覚はよくわかります。デザインに対しての知識やバックボーンがあったら、やっぱり素敵だと思います。でもそれと同時に、知識なんて関係なく、めちゃくちゃ適当に着ているなら「それはそれでかっこよくない?」 とも思っちゃうんですよ。だから、こだわりきるか適当かのどちらかに振り切ることが、僕はいいのかなと思っていて。

――確かに街行くオッチャンが、よくわからない服を着ていても渋い時ってありますよね。

古川 そうそう。「なんでそれを選んだんだろう?」って気になる。この前来日したオアシスが話題になっていましたが、オアシス好きな人がオアシスのアイテムを着ているよりも、「なんでアナタが!?」みたいな人が着ている方が気になりませんか(笑)? 「ロゴがいい」と思ったのかなとか。そのくらいアイテム選びは気楽でいいんじゃないかなと思います。

古川毅(SUPER★DRAGON)

2015年に結成した志村玲於、古川毅、ジャン海渡、飯島颯、伊藤壮吾、田中洸希、池田彪馬、松村和哉、柴崎楽の9人からなるミクスチャーユニット「SUPER★DRAGON」のメンバー。ラップやダンス、メンバーによるヒューマンビートボックスまで融合させた、Newミクスチャースタイルな楽曲に、目まぐるしく変わる9人のフォーメーションダンス、そしてキャッチーで一緒に踊りたくなる振り付けが魅力。12月3日には4枚目のメジャーシングル『Concealer』をリリース。個人としても2018年資生堂・シーブリーズのCMキャラクターに抜擢され、ドラマ「兄友」で俳優デビュー。主な出演作は、ドラマ「3年A組-今から皆さんは人質です」「結婚できないにはワケがある。」「箱庭のレミング」「僕らが殺した、最愛のキミ」、映画『犬鳴村』など。

PHOTOGRAPHER:TOMO TAMURA,INTERVIEWER:RITSU OOSOI