シングル『笑い話』ではスタイリストとして参加

ーー12月3日に発売される4枚目のメジャーシングル『Concealer』のビジュアルも、みなさんタイドアップスタイルで、グッと大人っぽく見えます。そういった面も、古川さんの感覚に近いですか?

古川 そうですね。前のアルバム『SUPER X』が結構ぶっ飛ばしていたので、テンションがガラッと変わった感じです。『SUPER X』の後に配信リリースしたシングル『笑い話』ではスタイリングをガッツリ担当させてもらっていて、映像作品としては初めてメンバー全員分のスタイリングをしました。基本的にライブでも作品でも、これまでは衣装についてプロデュースするみたいな立ち位置でいたんですが、ちゃんとスタイリストとしてやったので楽しかったです。

ーーどのようなことを考えながら衣装を作っていったんですか?

古川 なるべくナチュラルな姿や、メンバーみんなのパーソナルが生きるようにということを意識しました。みんなが素でいられるものというか。素でいられるけど、ちゃんとアンニュイさみたいなポイントは共通点としてありつつ。

ーーパッと見ると私服っぽさもあるし、だけど私服では出せないまとまりもあって、すごく良かったですよね。

古川 なんだろう…ドリーミーというか、フワッとした空気感というか、細かく言語化できないテーマが自分の中ではありました。メンバーも信頼してくれていたので問題なかったのですが、九人もいるのでバランスが難しかったです。全員が全員違う色の服を着ていてもカラフル過ぎる印象になっちゃうので避けましたが、ある程度ライトなカラーセレクトや抜け感は意識しました。

ーー『Concealer』の衣装についてはどうでしたか?

古川 今回はあんまり関わっていなくて、メンバーのジャン海渡が、コンセプトの細部までアートディレクターさんとやってくれました。ミュージックビデオも舐達麻さんとかのMVを撮っている木村太一さんで、とても格好良い仕上がりになっています。

ーーこれからリリースイベントが全国で実施されますが、遠方に行った時はその土地の古着屋さんを覗いたりしますか?

古川 あんまり時間がなくてできてないんですよ。その土地のセカンドストリートとかトレジャーファクトリーとかは行ってみたいですね。特色とかもあると思うし、面白いものを見つけられると思います。