KOTAくんの素晴らしいスクラッチが聴ける「FRiENDS」
――コロナ禍以降のお二人の快進撃は次回の連載でお聞きすることにして、ここからは1月14日リリースのメジャー4thアルバム『PERFECTLY DEFECTiVE』についてお聞かせください。
Novel Core Xanseiくんと作った「お金が足りない」を除いて、13曲をTHE WILL RABBITSとJUGEM、ベースの後藤(マサヒロ)くんと一緒に作った作品なので、改めて僕たちのスタートラインというか、バンドとしてのスタートライン。名刺代わりの一枚でもあるし、インディーズの『WCMTW』とメジャーデビューアルバムの『A GREAT FOOL』と並ぶ、人生3度目の1stアルバムという立ち位置のアルバムかなと思っています。改めてライブを強く意識して作ったアルバムでもあるので、楽曲自体のポテンシャルはもちろんのこと、KOTAくんたちと一緒にライブを作っていくことで、新たな僕たちのサウンド感を体感してもらって、さらにもう一個上のステージに連れて行ってくれるアルバムにしたいなと思っています。


――全14曲の中で、KOTAさんが一番思い入れの強い曲を挙げていただけますか。
DJ KOTA 「FRiENDS」です。初めてスクラッチを入れた曲なんですが、DJの経験も活かせていますし、今までやってきたことが一つも無駄にならなかったなと改めて思った曲です。
――なぜスクラッチを入れることになったのですか。
Novel Core 僕から、なんとなく「こういうフレーズが欲しいんだよね」と伝えて、それに対してKOTAくんが自分のスタジオでターンテーブルをこすってRECして、それを送ってくれたんです。
DJ KOTA 適当にガヤが入っている素材を2本くらいもらって、2時間ぐらいスクラッチして出来上がったものを送ったんです。
Novel Core もともとKOTAくんはスクラッチプレイに重きを置いたスタイルではないので、「C.O.R.E」のスクラッチもTIGUさんにお願いしたんです。でも、「FRiENDS」はバンド内で完結したいよねって話になって、KOTAくんにお願いしたら、すごいクオリティのスクラッチを入れてくれました。スクラッチのデータが届いた時は、THE WILL RABBITSの他のメンバー全員が「やべー!」ってひっくり返ったんですよ。後でKOTAくんに聞いたら、「TIGUさんに負けれなかった」って言ってて。
DJ KOTA 普段からこすっているわけではないんですが、TIGUさんのスクラッチを超えてやろうみたいな思いはありました。だから余計に思い入れが強い曲です。
Novel Core 「FRiENDS」はKOTAくんの素晴らしいフレーズがいっぱい入ってるので、そこにも注目して聴いてほしいですね。


――1月23日に昭和女子大学 人見記念講堂で開催する「BiRTH OF CORE: Lv.25」についてもお聞かせください。
Novel Core ホールでワンマンを打つのは初めてなんです。僕のライブには、性別も年齢も好きなジャンルもカルチャーもバラバラの人たちが集まるので、自分たちのスタイル的にライブハウスでのライブを大事にしています。とはいえ、座席がないと来れない人もいたり、座席がある安心感によってライブを観たいと思ってくれる人もいたりするので、試験的にバースデーライブをホールで打たせてもらうことにしました。当日は座席があることをポジティブに捉えて、なかなかライブハウスではできないアコースティックのセクションを設けてみようとか、カバーもやってみてもいいんじゃないかとか、普段とは違う遊び心のあるライブにしたいと思っています。
――最後に、それぞれ今年の抱負をお願いします!
DJ KOTA 大それた抱負はないんですが……。去年は自分のスタジオワークもいい感じになってきたし、Coreもミクスチャーを全面に取り入れるようになって変化が多かったし、出会う人も多くて、めっちゃいい1年だったんです。だから今年は、それをさらに1個2個ランクを上げていきたいですね。
Novel Core KOTAくんを始め、THE WILL RABBITSのスキルが上がってしまって、それが業界内に気づかれ始めて、全メンバーが引っ張りだこという状態なんです。だから、みんなにライブのスケジュールを確認した時に断られないようにしないといけないなと。TEAM COREのプライオリティがトップであり続けられるように、僕も大きくならないといけないですし、みんなが僕の元からいなくならないように頑張ります(笑)。

Novel Core
東京都出身、24歳。ラッパー、シンガーソングライター。
SKY-HI主宰のマネジメント / レーベル “BMSG” に第一弾アーティストとして所属。
高いラップスキルと繊細な歌唱技術を保有しながらも、等身大の言葉で紡ぐ飾らない表現力とパワフルなライブパフォーマンスが話題を呼び、幅広い世代から強い支持を集める。
ヒップホップとロックを軸に、様々なサブカルチャーを融合させた独自のミクスチャーサウンドは、ジャンルに縛られない自由な表現として高い評価を獲得。これまでに発表した全てのアルバム作品が主要チャートで日本1位を獲得するなど、その名を確かなものとしてきた。
2024年1月、日本武道館での単独公演を完全ソールドアウトで成功させ、翌2025年2月には自身初となるアリーナ単独公演を決行。
大型公演に限らず、全国各地のライブハウスを巡るツアーも精力的に展開し、圧倒的なライブ力と真摯な姿勢でファンダムとの強い信頼を築いている。
また、ライブの総合演出をはじめ、衣装のスタイリングからアートワークのデザインに至るまで、全てのクリエイティブにおいて一貫してNovel Core自身がディレクションを担っており、その鋭い感性は音楽シーンの枠を超えて高く評価されている。
FERRAGAMOやETROなどのトップメゾンのモデルにも起用されるなど、ファッション業界からの注目も高く、アーティストとしての表現領域をさらに広げている。
音楽、ファッション、アートワークなど、多種多様なカルチャーへの愛とそれを裏付ける実力で、Z世代を牽引する新世代ミクスチャーアーティスト。
PHOTOGRAPHER:TOMO TAMURA,INTERVIEWER:TAKAHIRO IGUCHI
